「昨日の夜何食べた?」すぐ出てこない人は要注意。40・50代でも認知症の一歩手前「軽度認知障害(MCI)」かも。認知症になる人とならない人の違いとは【筑波大学医学医療系教授が解説】

バランスの良い食事に加え、抹茶のカテキンで抗酸化作用を味方に!

「地中海料理を毎日とるのはハードルが高い」という人は、バランスの良い食事を日常的に取り入れるだけで十分です。そして、毎日抹茶を飲んでみませんか。抹茶には「カテキン」が多く含まれています。カテキンは、認知機能の悪化の原因となるタンパク質が線維になることを抑える効果が期待できます。

認知症は、年をとれば誰でもかかる可能性があります。一番大事なのは生活習慣病への対策はもちろん、適度な運動や栄養バランスの良い食事を心がけること。認知症になっても、薬物療法や非薬物療法によって進行を遅らせることはできますが、現代医療では完治させるまでには至っていません。そのため、「物忘れが多くなった」といったMCIの段階で気づき、予防に努めることが大切です。現在の生活習慣を見直し、ティータイムに抹茶を楽しみながら、認知症とMCI対策に励んで心豊かな人生を目指してください。

 

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【解説】

筑波大学医学医療系 臨床医学域精神医学 新井哲明教授

1990年筑波大学医学専門学群卒業、筑波大学附属病院医員。医療法人社団有朋会栗田病院、東京都立松沢病院精神科、東京都精神医学総合研究所を経て2010年より筑波大学大学院講師、2016年より筑波大学附属病院精神神経科教授 兼 筑波大学附属病院 認知症疾患医療センター部長。2022年より筑波大学人間総合科学学術院長 兼 筑波大学医学医療系臨床医学域精神医学教授 兼 筑波大学附属病院認知症疾患医療センター部長。

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