4月から生命保険料が変わる!見直してもいい人とダメな人

春、新しいことが始まる季節。実は生命保険も新しい保険料になります。生命保険は、5~10%程度の値下げとも言われています。これは、平均寿命が延びて長生き時代になったため。

この機会に保険の見直しを考える人も多いと思いますが、見直していい人とダメな人がいます。違いはどのようなところにあるのでしょうか。

 

長生き時代で生命保険料はダウン、医療保険はアップ

そもそも、どうして長生き時代になると保険料が変わるのでしょうか。

 

生命保険は、死亡時に保険金が受取れる保険。そのため、長生きすると保険に加入している期間が長くなります。保険に加入している間、払った保険料は保険会社が運用していますが、期間が長くなれば運用益もその分増えるので、契約者が払う保険料は安くできるという計算です。

 

ただし、生命保険の保険料は年齢によっても変わります。端的に言うと、若い方が安いのです。これも先ほどの、保険料は保険に加入している期間が長いほど安いという理由から。ですから、すでに加入している生命保険があり、保障金額に上乗せが必要でなければ、あえて見直すメリットは少ないでしょう。

 

一方、医療保険は長生き時代になって保険料が値上がりします。これは、長生きをすることで入院や手術の可能性が大きくなるからです。

 

ただし、医療保険は新しい商品ほど使い勝手が良くなります。たとえば、入院給付金は、入院が5日以上になった場合に受取れる保険が多かったのですが、今は日帰りでも受取れる保険が増えています。また、手術給付金は、入院をして手術を受けた場合に受取れるタイプだと、外来で手術を受けた場合には給付の対象になりません。

 

最近では、長い入院は減り、手術も外来できるものが増えています。昔の医療保険のままでは、これからの医療費の実態に合わなくなってしまうことも考えられます。

 

すでに加入している医療保険があれば、新しい医療保険と保険料・保障内容を比較してみるといいでしょう。その上で新しい医療保険に変更してもいいかもしれません。あるいは、加入済みの医療保険の保険料が安ければ、上乗せで新しい医療保険に加入することも考えられます。

 

長生き時代におトクなトンチン年金

日本人女性の平均寿命は87.14歳、男性は80.98歳(2016年「簡易生命表」厚生労働省)。この長寿時代にあわせて登場したのが「トンチン年金」です。

 

トンチン年金とは変わった名前ですが、由来は17世紀のイタリア人ロレンツォ・トンティ氏が考案したことによるものです。

 

この年金保険は、死亡保障を減らすことで、生きているうちに受取れる年金を増やす仕組みの保険。50代から加入ができるもので、10年以上の保険料払い込みで、一生涯年金を受取ることもできます。

 

ただし、元がとれるのは平均寿命より5歳以上長生きした場合がほとんど。年金を受取る前に死亡した場合は、払い込んだ保険料の7割程度しか遺族は受取れません。

 

つまり、長生きすればするほどおトクな年金保険であると言えます。

 

年金はいったん加入して、年金開始年齢になれば、定期的に年金が受取れるところもメリット。病気や認知症になっても、必ず受取れるのは心強いですね。とは言え、保険料はお手ごろとは言えないものが多いので、加入するかどうかはじっくり考えてみましょう。途中解約をしては、元も子もありません。

 

保険の見直しは、ライフスタイルの変化に合わせてするものです。新しいことが始まる春は、ちょうどいい季節ではないでしょうか。すでに加入している保険があれば、保障内容の確認からしてみましょう。

 

タケイ啓子

ファイナンシャルプランナー(AFP)。36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

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