「すみませーん」と語尾を伸ばす話し方が絶対NGな理由
「すみませーん」「先日お話しした件なんですけどー」「おねがいしまーす」
どこの職場にも、語尾を伸ばす人って、いますよね。また、接客業にも語尾を伸ばす人がいて、こちらの方には良く出会います。
「いらっしゃいませー」
「大変お安くなっておりますー」
「こちら、セットのサラダになりますー」
語尾を伸ばす女性のイメージは?
書籍『女の運命は髪で変わる』を執筆した美容ライターの佐藤友美さん。彼女のワークショップで、「ドラマでお金持ちではない、ちょっと不幸せな女性を演出するとき、その女優さんのヘアスタイルをひっつめ髪にする」という話を伺いました。私たちのイメージする「お金持ちではない、ちょっと不幸な女性」のヘアスタイルは、長い髪を後ろでゴム1つで束ねたものなのですね。
たしかに、逆に「お金持ちで、幸せな女性」は髪をゴムで一つに束ねていないイメージですよね。
では、語尾を伸ばす女性がドラマに出てきた時、私たちが受けるイメージはどんな感じでしょう?
「すみませーん」
「先日お話しした件なんですけどー」
「おねがいしまーす」
これらのセリフを言う女性のイメージは次のどちらでしょう。
- 賢いか、そうでないか
- きちんとした女性か、そうでないか
- 仕事を任せられそうか、そうでないか
おそらく、すべての項目で後者ではないでしょうか。
賢くはない、きちんとはしていない、仕事を任せられる感じではない。
そもそも語尾を伸ばすことには、どんなメリットがあるのでしょうか。語尾を伸ばすのは主に女性の特徴であり、特に男性の前で態度が変わる女性が語尾を伸ばしたり上げたりすることを嫌う相談などがあります。
「いちいちイライラするんだけど、我慢した方がいいか」
「何度言っても直らないのだけれど、どう指導したら良いか」
こんなお話もよく伺います。
男性には見当たらない状況ということ、男性の前で態度が変わる女性にもよく見られる言い方だということから、これら語尾を伸ばした言い方には次のような特徴が加味されると思われます。
- 幼さ
- 甘え
これがプライベートな場で、そういう女性が好みの男性の心を射止める為に使われるなら、大いに効果的に思われます。しかし、仕事場でこれは果たしてメリットがあるでしょうか。ビジネスシーンでは、幼さや甘えはかえってマイナス要素となりますよね。
ビジネスシーンではどん引きされる「語尾伸ばし」
先ほどの接客業の例では、相手に親しみを感じてもらうために戦略的に使うのなら、効果はありますね。
例えば、10代、20代前半の女性がお客様層である店なら、それより年上の店員がお客様に親しみを感じてもらうために、つまり、実際の自分の歳から下りてきて親近感を出す為に、語尾を伸ばす接客方法もありでしょう。
「いらっしゃいませー」
「大変お安くなっておりますー」
「こちら、セットのサラダになりますー」
ただし、店員より自分の方が年上だということが多い私ぐらいの年齢の人間にとっては、これはかなり不愉快なのです。そういう店を選んだ自分にがっかりすることすらあります。
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