世界でも屈指の長寿大国では朝晩どんぶり1杯食べるのが定番【カスピ海ヨーグルト】はなぜ日本に広まったのか?

2025.11.30 LIFE

年齢を重ねるごとに体の悩みは増えていくもの。「美容と健康のために何を食べたらいいのかわからない」と悩む女性は多いのではないでしょうか。

先日、女優の山口智子さんがフジッコから新たに登場したカスピ海ヨーグルトの新商品発表会に登壇し、普段の食生活や健康のために意識していることなどを語りました。

 

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カスピ海ヨーグルトが日本にもたらされた経緯とは

発表会では、医学博士で京都大学名誉教授の家森幸男先生がカスピ海ヨーグルトの歴史について解説。家森先生は日本に初めてカスピ海ヨーグルトをもたらした第一人者です。

 

ご両親を脳卒中で亡くした経験を持つ家森先生。日本の平均寿命は世界一ですが、実は高血圧から脳卒中となって寝たきりになり、さらには認知症になるリスクも高いことから健康寿命は決して長くありません。しかし脳卒中は加齢とともにリスクが上がりますが、予防できることも近年の研究で明らかになっています。

 

長寿食文化の研究が専門の家森先生は、当時WHO(世界保健機構)の協力を得て、食と長寿の関係を調べるために世界中を行脚しており、世界でも屈指の長寿地域として知られているヨーロッパ東部のジョージアに着目。豊富な野菜と果物、脂肪を落とした肉や川魚、ヨーグルトと自家製のパンを食べる食生活からヒントを得たといいます。

 

ヨーグルトをそのまま食べるだけでなく、さまざまな料理に使われていて、一般家庭には手作りのヨーグルトがあり、朝晩どんぶり1杯分のヨーグルトを食べるそうです。

 

そこで当時、家森先生はジョージア人の食事サンプルを集めて分析。日本におけるカスピ海ヨーグルトは、1986年に研究のために自家製ヨーグルトを日本に持ち帰ったことが始まりなんだとか。

 

家森博士は帰国後、現地の人々に教わったとおり、スプーンに2、3杯分のヨーグルトを牛乳に入れて一晩そのままにしておいたそうです。翌日には当時日本ではまだ珍しかった、とろりとしたヨーグルトが出来上がっていました。それ以来、このヨーグルトは家森家の朝食の定番になったそうです。

 

その後、商品化されて安心して食べられるように

大豆が脳卒中を予防する効果が証明されていたことから、大豆と昆布が得意なフジッコが安全で安心なカスピ海ヨーグルト作りを担うことになり、開発した結果、2005年に最初の商品「カスピ海ヨーグルト プレーン」を販売。2023年には大豆をまるごと使った「まるごとSOYカスピ海ヨーグルト」を展開。

 

そして今現在、全国で発売されている「カスピ海ヨーグルト リッチモ」は、トレンドであるギリシアヨーグルトに近いもっちり食感と生クリームのようにリッチなミルク感が味わえるクリーム仕立てのヨーグルト。無糖でも自然なミルクの甘みを感じられ、まるでスイーツのような満足感が味わえるので、健康が気になるけど食後に甘いものが食べたい女性にうってつけです。

 

“罪悪感のないデザート”として、ダイエット中の強い味方として、忙しい毎日のごほうびとして、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?

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