医者が教える「若見え」の秘訣! 40代50代が積極的に食べるべきものとは?

年齢を重ねると「肌にハリがなくても仕方がない」「目が疲れやすいけど、こんなもんだろう」なんて、ある種の諦めを抱いてしまう人も少なくはありません。ですが、そうした変化の理由は加齢だけとは限らないことはご存知でしょうか?

40~50代の女性の美容や不調の原因は、ある身近な食材と密接な関係を持っています。どの食材が、どのような影響を持っているのか、医師の木村眞樹子先生に教えていただきました。

 

更年期の美容に必要なものとは?

「肌のハリがなくて、たるんで見える」

「少しスマホを触っただけで、目がしぱしぱする」

40~50代になると、このような悩みを抱える女性が多いようです。それは女性ホルモンのひとつである「エストロゲン」の分泌量が低下していることが原因かもしれません。エストロゲンは全身の潤いを守る働きを持つ女性ホルモンですので、分泌量が低下すると肌や目から潤いが失われ「カサカサ」を感じやすくなります。

 

さらに、仕事が忙しくスマホやPCで目を酷使したり、睡眠不足や生活リズムの乱れ、ストレスから自律神経のバランスが崩れたりすると、余計に不調を感じることも。そのように、仕事も私生活も忙しい更年期世代の美容と健康を支えるカギのひとつが、身近な食材である大豆から生まれる「エクオール」という成分です。ですが、このエクオールを誰もが生み出せるわけではありません。

 

エクオール産生菌とは?

エクオールとは、大豆イソフラボンを腸内で代謝したときにできる成分です。体内で女性ホルモンに似た働きをするため、更年期の不調を和らげたり、美容の維持をしたりという効果が期待できます。しかし、残念なことに日本人女性の約半分はエクオールを自分で作れない体質だといわれています。

腸に「エクオール産生菌」という菌がいるかいないかによって、この差が生まれます。「同じように大豆製品を食べていて、身近な人は肌も髪もツヤツヤしているし更年期症状も和らいだって言っていたのに、私は効果を感じられない」というのは、この菌の有無による違いかもしれません。

 

エクオールを生み出しにくい人でも、悲観しなくて大丈夫

自分でエクオールを作れないと、女性ホルモンが不足しがちです。その結果、以下のような症状が起きることも。

  • 肌のハリや潤いが不足する
  • 目の疲れやかすみを感じやすくなる
  • 更年期特有のホットフラッシュや多汗、イライラに悩まされる

ただし、エクオール産生菌が少なく、体内でエクオールを生み出しにくい人でも悲観する必要はありません。腸内環境を整えればエクオール産生菌の働きもアップするといわれています。つまり、自分の食生活や生活習慣を見直すことで、「エクオールを生み出せる体質」に近づける可能性もあるのです。

 

エクオール×コラーゲンの最強美容術

Photo:O-DAN

ここで、エクオールとコラーゲンの最強美容術を紹介します。エクオールは「ホルモン様作用」として、エストロゲンに似た働きをします。つまり、からだの内側から更年期症状を緩和したり、肌や目への潤いをサポートしたりする効果が期待できるのです。また、美容に興味がある人に馴染み深いコラーゲンは、組織を支える材料として肌や目を守ります。

つまり、この2つを意識的に摂ると、

  • 更年期症状の和らぎ
  • 美肌や潤いの維持
  • 目のエイジングケア

といった相乗効果が期待できるのです。内側からと外側からのWケアで「若見え」を目指せるので、更年期症状に悩む人も美容効果を期待したい人も、腸活をしながらコラーゲンを摂るようにしましょう。

 

本記事では、40~50代の女性の美容や不調の原因は、食材と密接な関係を持っているということ、そして腸内環境を整えればエクオール産生菌の働きもアップするということについてお届けしました。

▶▶「腸内環境」がここまで大切だったという衝撃の事実!不調も美容もケアしたいときのオススメは

では、更年期世代の美容ケアのポイント、簡単にできる日々の「プラスアルファ」についてお届けします。

 

スポンサーリンク

この記事は

スポンサーリンク

スポンサーリンク