子どもを置いて逃げた母は、間違っていなかった。あの「雪の日」から動き始めた人生は
数週間後、東京地裁で保護命令が発令され、夫はYさんと子どもたちに近づくことを禁じられました。シェルター退所後は、支援施設が手配してくれた単身寮へ移り、電気・ガス・水道の契約もすべて手伝ってもらえました。生活保護の一時金の申請方法も教わり、ここで始まったYさんと子どもたちの生活は、少しずつ落ち着きを取り戻していきました。
やがて離婚が成立し、現在も保護命令を毎年更新しながら、夫との接触を断った生活を続けています。
今、Yさんは一人娘と暮らしています。経済的には決して楽ではありません。それでも、「怯えて暮らす毎日」とは、まったく違う日々です。
「ようやく、自分の人生を取り戻した気がしています」
そう言って、Yさんは静かに、穏やかな笑顔を見せてくれました。
<<前編:子どもの前で殴られ、雪の日に家を追い出された私。「5万円」しか生活費をくれないDV夫のために、どこまで我慢するべきなのか
※本人が特定されないよう名前などを変えてあります
※写真はイメージです
この記事は
モラハラカウンセラー
麻野祐香
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