女性FPがそっと教える「お金にまつわるおいしい話のウソ」 3つの見抜き方

おいしい話にはウラがある、とはよく言われます。それでも、おいしい話に乗った挙句、損をさせられてしまう人は後を絶ちません。だましのウソはますます巧妙になり、「私だけは大丈夫」と思っている人が、実は一番危ないのです。

そこで今回は、おいしい話のウソを見抜く3つのポイントをお伝えします。

 

ポイント1:「必ず儲かる」「絶対安全」はウソ

マイナス金利政策下で、銀行はどこも低金利。将来のために貯蓄をしても、定期預金などでは利息はほとんど付きません。

先行きが心配なこのご時世、「このままでは老後破産」などと不安をあおり、おいしい投資話を持ちかけられることがあります。しかし、高配当で元本保証、確実に儲かる、という投資話は典型的なウソです。

投資先は、企業の未公開株、社債、商品相場、外貨、仮想通貨などで、本来ならしっかり検討してからチャレンジするようなものばかり。通常の判断ができる心理状態ならだまされない人も、不安をあおられると、つい信じてしまうことが少なくありません。

「業界で注目の○○社の未公開株。もうすぐ上場するので必ず値上がりする」

「絶対安全、買わなきゃ損」

「高利回り、高配当で利益は確実」

など、甘い言葉で誘ってきますが、投資話に「必ず」「絶対」に儲かる、ということはありません。この言葉が出たら要注意です。

また、ハイリターンのものはハイリスク。例外はないと考えましょう。

 

ポイント2:急がせて考える時間を作らせない

じっくり考えたら見破れるウソも、せかされると上手くいかないものです。そこで、ウソを言う側はじっくり考える時間を作らせないような言葉を選びます。投資などの儲け話も、今ならトクをすると押してくることが多いでしょう。

「今日までの特別価格、買うなら今すぐ」

「期限は本日まで、すぐに手続きが必要」

「このチャンスを逃したら損をする」

このような言葉で、今すぐに決断するように迫ってきます。急がされたら、逆にゆったりとした気持ちで深呼吸です。急がないと損なのか、本当に必要なのか、どうして急がせるのか、冷静に考えるようにしましょう。

時間を制約して急がせるやり方は、スーパーのタイムセールから、テレビショッピング、分譲マンションまで身の回りにあふれています。

スーパーなら

「本日限りの大特価セール」

「限定20個の超お買い得」

テレビショッピングなら

「今から30分だけの特別価格」

「今なら○○がプレゼント」

分譲マンションなら

「今なら金利が低く、おトクにローンが組める」

「残り戸数あと3戸、大人気物件をお見逃しなく」

などなど。

本当に欲しいものなら、おトクな時に購入したほうが良いでしょう。しかし、せかされて慌ててしまい、冷静な判断ができなくなってしまっては損をします。

「今だけ」のような、時間的制約を表す言葉が出たら注意しましょう。

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