憧れの「不労所得暮らし」、40代から準備すれば間に合う?
マネー相談で夢や希望を相談者に質問してみると、定年より前に仕事をペースダウンして趣味を活かした仕事がしたい、老後を悠々自適に暮らしたいなどの夢があります。そのために「不労所得があれば・・・」と不動産投資に興味を持っていて、質問をされる女性は少なくありません。不動産投資というと、お金持ちが行うものというイメージを抱いている人もいますが、実際は会社員の人が不動産投資をしているケースは珍しくありません。
40代から不動産投資をはじめるきっかけ
不動産投資に興味がなかった人でも、不動産投資に興味を持ち40代になってからはじめるケースはよくあります。40代になり独り暮らしが長くなると、この先も家賃を支払い続けることは勿体ないし、老後になって家賃を支払い続けるのも不安だしと、マイホームの購入について考え始めることをきっかけに不動産投資に興味を持つケースです。
素敵な出会いがあれば結婚するかもと思っている人であれば、マイホームを購入することに迷いがあります。そこで、不動産投資物件を購入しておけば、老後は家賃収入を生活費にあてることもできるし、自分が住む家を確保することができるということで不動産投資に魅力を感じます。マイホームでも老後、他人に貸して家賃収入を得ることもできますが、なぜマイホームではなく不動産投資を選択するのでしょうか。
不動産投資を選択する理由
会社員で安定した収入があれば、住宅ローンを借り入れしてマイホームを購入することができますが、不動産投資をする際にも投資用のローンを借り入れすることができます。
マイホームは自分の収入を住宅ローンの返済にあてるのに対し、不動産投資は他人に貸すことによる得る家賃収入を投資用ローンの返済にあてることができます。つまり、安定した借り手がつく不動産投資物件を購入すれば、投資用ローンの返済は自分のお金ではなく他人のお金を返済にあて、完済後は自分の資産になるというわけです。年収400万円あれば投資用ローンを借りられるケースも多いため、平均年収がある会社員であれば投資用ローンを利用して不動産投資物件を手に入れることができるのです。また、不動産投資物件の管理は管理会社に任せ会社員でも手間をかけずに持ち続けることができるのも魅力のひとつです。少しずつ投資用物件を増やしていき家賃収入が年収を超えたら会社を辞めたいと目標を立て、実際に家賃収入のみで生活できるようになる相談者もいます。
不動産投資で不労所得を得続けるポイント
不動産投資の成功のカギは、賃貸、売買のニーズがある物件かどうかです。不動産投資用の物件を購入しても借り手がつかず家賃収入が入らなければ自分の収入から返済にあてなければなりません。したがって、「長期的に安定した借り手が見つかる」「売却しやすい」物件であるかどうかがポイントです。それには、人が借りたい、買いたいと思うエリアにある物件なのかどうかです。駅から近い、近所にスーパーやコンビニなど買い物するお店があり便利、エントランスも清掃がきちんとされていて管理が行き届いている物件なのかなどを見極めることです。
不動産投資をはじめる前にリスクを把握する
投資なればどんな投資商品においても「リスク」はつきものです。不動産投資をするにあたりどんなリスクがあるのかを把握し、そのリスクに対して対処ができるかを考え、最終的に不動産投資をはじめていいのかどうかをジャッジしましょう。また不動産投資会社は多く存在しますが、良い話だけでなく、リスクについてもきちんと説明してくれる信頼できる不動産投資会社を選択することも大切です。
ライフプランの中に不動産投資を取り入れることで、家賃収入が得られるようになれば収入が減少した際の生活費の補填や老後の生活費、もしくは楽しむお金にあてることもできます。万が一、将来住む家がなくなったら自分の住む家にする、老人ホームに入る際には売却し、まとまったお金を得たら入居一時金にあてるなど、不動産投資はライフプランの変化に応じた活用方法があります。良い物件を持つことができれば、不動産投資は心強い資産であるといえるでしょう。
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今関倫子 ファイナンシャル・プランナー
外資系保険会社勤務中にファイナンシャル・プランナー(FP)を目指し、AFP(日本FP協会認定)資格取得後、独立系FP事務所に転職。女性を中心に年間のべ200件以上のマネー相談を受け、多くの経験を経て独立。個人マネー相談、執筆、マネーセミナーを中心に活動中。FPCafe登録パートナー。
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