ゴルフの試合は見るだけじゃない!実は観戦者も楽しめるイベントがあるんです!

2018.06.17 LIFE

ゴルフの試合って観戦チケットを買えば誰でも気軽に見られるんですよ。LPGAツアーの公式戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」に行ったことがあるのですが、これがすごく楽しめるんです。ということでプロたちのすごワザが拝めるツアー観戦レポートをどうぞ。

 

ティーショットを目の前で拝める距離感にびっくり!

さてゴルフの試合といえば、日曜の午後、テレビで見る、あれですね。ゴルファーに大勢のギャラリーがずらずら歩いてついていく、あれです。正直、人がゴルフしているのを見ていったい何がおもしろいの? ゴルフは見るんじゃなくてやるもんでしょ! って思っていました。それが実際に足を運んでみると、その迫力と観客が楽しめる仕組みがあることに驚きました。

まずびっくりなのがその距離感。テレビで見る有名選手が勢ぞろいし、本当に、目の前ででプレーするんです。ここまで選手と観客の位置が近いスポーツ観戦ってないんじゃないかしら? 正直、AKBの握手会よりも距離が近く、「会いに行けるアイドル」ならぬ「会いに行けるアスリート」。アイドル以上にルックスがいい美女ゴルファーにおじさまがたがメロメロになっちゃうのも納得です。

試合会場につくとまずその日の組とスタート時間が記載された表をもらいます。それを見ながら、スタートグランドへ。私はまずインスタートの10番ホールのティーグランドに向かい、9分おきにスタートする選手たちを定点観測することにしました。

各ティーグランドでは至近距離で選手が打つ瞬間を見られるんですよ。こんな近くにギャラリーに凝視されて集中できるなんてどんだけメンタル強いの?と感動。息遣いが聞こえそうな距離だから、選手同士の会話や途中でバナナやおにぎり食べてエネルギー補給する様子なんかも観察できちゃうます。打つ瞬間はぴりぴりしているけれど、キャディさんとにこやかに談笑したり、選手同士で和んでいたり意外とリラックスしているひとときも。

プロたちはテレビで見るよりも小柄できゃしゃな印象。モデル体型なのにどうしてそんなに飛ぶの?というしなやかなスイングで、参考になります。逆に軸のぶれない安定した下半身に驚いたり。ヘッドスピードも、振り切るタイミングもみな違う。それぞれの体格を生かしたスイングは見ているだけでも何かが学べそう♪

セカンドショットはティーショットよりさらに近い位置からみられることもあり、プロたちの正確さに感動。バンカーでも出すだけでなくスパッと目指す位置に打ち込んでいて爽快! 見ていると自分たちもうまくなった気分になるんですよね。最終ホールにはひな壇の観戦シートも!
試合中なので緊張感はあるけれど、顔見知りのリピーターは「推し」の選手に声援を送ったり、プレー後は握手をしてくれたり、とにかくその存在が近いんですよ。

自分のペースで歩いて観戦できる自由さにびっくり!

どこでどうやって観戦するかは自由! 2つめのびっくりは自由な観戦スタイルです。特定の選手に帯同し、ラウンドの行方を追っかけるのもあり! ですし、会場内のボードで現在のスコアやどの選手がどの位置にいるかを把握できるから、気分によって各ホールを渡り歩いてセカンドショットやパターを見ることもできます。
10番ホールで何組かのティーショットを定点観測した後、私たちは優勝候補の一人である上田桃子プロたちの組についてみました。何度かインタビューしたこともあり、強気に見える反面、細やかな心遣いで年下なにに「桃子先パイ!」って頼りたくなるところなど、女が惚れる女で応援したくなっちゃう選手なんです。美容オタクだからお肌もつるつる。競技時間は長く、見られる時間が長いのでトッププロはメイクの技術もトップレベルなんですよね。

打つ瞬間はテレビでよくみる「Be Quiet! お静かに!」の看板があがりし~んとするのですが、それ以外は意外とゆるく、会話をしながらお散歩気分で歩けます。中にはいすを持ってきて座ったり、芝の上にシートを敷いてお弁当持参でくつろいでいる人たちも。各ホールごとに点在するキッチンカーや簡易カフェでは生ビールを販売していたりして、飲みながら観戦するのだってOKなんですよ。自由すぎ!

プレー以外にもお楽しみ満載のイベント的要素にびっくり!

開催期間中、クラブハウスは選手や関係者のために使われるためクローズ。会場内の写真札撮影もNGです。(画像は試合後やプレスということで撮影させてもらいました~)選手が試合に集中できることが最優先ではあるのですが、観戦者が楽しむためのイベントももりだくさんなんですよ。

通常は打ちっぱなしの練習場の広大なスペースを開放して野外カフェに。タイ、韓国、メキシコ、台湾など世界各国のお料理が食べられる屋台が並びます。地元、茨城県の名産を販売しているテントやサロンパスの被り物で記念撮影ができる協賛ブースなどちょっとした野外フェスのような雰囲気。ダンロップスポーツのコーナーではウエアやクラブを破格で販売。LPGAプロによるレッスン会やターンパッティングなどゲーム感覚のブースなど、観戦以外にもいろんな体験ができます。ふなっしーの巨大トランポリンや迷路、パター体験などキッズ向けのイベントもたくさん。家族で訪れても、ゴルフが目的ではなくても満足できることにが3つめのびっくりです。
ちなみに観戦後はこのイベント会場で宴会。最寄りの駅までシャトルバスがでているから、一緒に行った仲間全員で安心して?飲めました。

LPGAトーナメントの試合はほぼ毎週開催されることにびっくり

水曜日、木曜日が予選で土曜日、日曜日が決勝。月曜日はオフでも火曜日、水曜日にはまた現地入りして練習ラウンドやクライアント関連の撮影や取材対応、アマプロの参加などに明け暮れ、すぐにまた次の試合に。ゴルフ選手って本当にタフ。しかも試合中もばっちりメイクしてUVケア対策も怠らないなど女子力もキープしつつ、というのが驚きです。

トーナメントが日常になっているからこそ、ピリピリとした緊張感だけでなく、移動途中に会話してリラックスすることや、ウエアや小物で気分転換することが上手なんでしょうね。そんな選手たちの真剣勝負と素顔を垣間見られるトーナメント観戦、なかなかない体験ができていいですよ。これが週に1回、日本各地で気軽に観戦できるなんて!(LPGAのサイトでチェックできます♪ https://www.lpga.or.jp/tournament/lpgatour/)

ラウンドを重ねることだけが上達への道じゃない! トッププロのラウンドを現場で体感して、イメトレするのもいい「レッスン」なのかも!

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