岩井志麻子 下品に思われる「言葉遣い」のお作法について

2018.06.26 LIFE

下品なエロ話ばっかりしているオバサンと、世間では思われている私。

それはまったくもってその通りなんだけど。

常に下品なエロオバサン、ではない

私を全然知らない人の中に入れば、とことん普通の言葉遣いで世間話をしているし、冠婚葬祭の場ではその場に合わせて言葉を選んでいる。

逆にいえば、下品なエロオバサンキャラを求められるテレビやイベントの場では、ぷっちゃけまくる。

この場合、それが私に求められる正しい言葉遣い、なんだから。

そして仲良しの集まる場では、演技ではなく素の私の言葉使いをする。

それが許される場であるから、ここでも決して悪い言葉遣いとはならない。

部外者が聞けばひどい悪い言葉遣いになるだろうけど、部外者はいない前提だもの。

 

先日、ちょっと失敗した

なんて、悪い言葉遣いはしていませんと開き直ってみせたが。

先日、ちょっと失敗した。

ある仲良しばかりの集まりに、友達A美が友達B子を連れてきた。

そのB子はあくまでもA美の友達で、私には知り合いですらない、まったくの他人であった。

なのに私は友達の友達は友達だとばかりに、バカエロ話をいつものしゃべり方でばりばりやってしまった。

そのとき、私と同じくぶっちゃけキャラで売っている女芸人もいたのだが、彼女も私と同じくノリノリでエロ話をしていた。

B子は嫌な顔をするとか黙り込むとかせずに笑顔だったので、まぁ楽しんでくれていたのだと思っていたら。

 

ある日、某巨大掲示板に書きこまれた

後日、なんとB子は某巨大掲示板にその場のことを書きこんでいた。

その場にいたエゴサーチ好きの友達が発見し、教えてくれたのだが、

「岩井志麻子は初対面の私にエロ話を振ってきて、本当に品がなかった。あの女芸人も止めていたくらい。友達に無理やり連れていかれたんだけど、二度とごめんだわ」

というようなことを書いてあった。

あちゃー、しまった、品のない志麻子だけれど素直に反省した。

 

言葉遣いで大事なこと

しかしな、女芸人も同じようにエロ話してたのにどうして彼女は悪くいわれてないのかな、と考え、はっと思い出した。

女芸人はB子に、ナントカっていう美人女優に似ている~と何度かいったのだ。

それでB子は女芸人の悪い言葉遣いは相殺、帳消しにしちゃったのね。

いやはや、良い言葉遣い、悪い言葉遣いって、厳密な作法ではなくちょっとした気配りとお世辞なんですね。

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この記事を書いたのは
作家 岩井志麻子

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