#98 どうする?「ただの友達」から告白されたら【40代編集長の婚活記】

2018.06.20 LOVE

自分の感情にブレーキを

夜の交通

恋愛を9年以上、していない。

そんな私を、「恋愛センサーが鈍感」なのだとロンドンくんは言った。

恋愛センサーが働かないのは「考えすぎという思考回路のせい」とも言った。

確かに、そうかもしれない。

好き、会いたい、話したいという感情が出てくる前に、相手が迷惑に思うんじゃないか、今の関係性が壊れるのはイヤだみたいなことを考えてしまう。

自分の感情にブレーキをかけたていた。

そうすることで「恋」と認定しなかったこともある気がする。お付き合いしていた人に「オレのこと別に好きじゃないでしょ」と思わせたこともある。

友達のままでいるために。

自分の気持ちの高まりを隠すために。

 

「ただの友達」という思い込み

ロンドンくんは……「仕事相手」であり、「ただの友達」。それ以上でも以下でもない。

知り合ってから10数年、ずっとそういう関係だった。

気が合うし、一緒にいて楽しい人だとは思う。だけど、お互いの元恋人も知っているし、恋愛対象として考えたこともなかった。お互いにそう言ってたし、女友達みたいなものだと思ってたから。

だけど、さっきから意味深な言葉を口にするロンドンくん。

「ただの友達だから恋愛対象にならない」という私の「考えすぎな思考回路」を、やめるときが来たのかもしれない。

 

「考えすぎ」をやめてみる

正直、聞くのがちょっと怖い……。だけど、もう考えすぎはやめよう。素直に聞こう。

ロンドンくんが何度か言いかけていた、意味深な言葉の続きを尋ねた。

アサミ「さっき、好きな人できたって言ってたけど……」

ロンドン「うん。だから今日、恋に落ちちゃったんだと思う」

アサミ「昨日までは違ったのに」

ロンドン「そう。前からずっと魅力的だとは思ってたよ。一緒にいて楽しいし、ホッとするし。でもずっと魅力センサー止まりだった。だけど……」

アサミ「恋愛センサーが反応した?」

ロンドン「そう。今日このバーでいろいろ話して……魅力センサーから恋愛センサーに伝達したみたい」

アサミ「うん……」

ロンドン「アサミちゃん、僕ね……好きになっちゃった」

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