誰のファンだった?「たのきん」と「好みの男性」問題を考える
80年代の男性アイドル「たのきんトリオ」。40代、50代であれば知らない方はいないといっても過言はありません。男性アイドルの歴史において、爆発的な人気と新たな時代を切り開いたグループです。
私、OTONA SALONE編集長アサミは80年代……正確にいえば70年代後半からアイドル好きだったので(最初にファンになったのはキャンディーズ)、もちろん、たのきんトリオも応援していました。
たのきんの中で、誰派だった?
改めて書くまでもありませんが、たのきんトリオのメンバーはこの3人です。トシちゃん:田原俊彦さん
マッチ:近藤真彦さん
ヨッちゃん:野村義男さん
読者のみなさまは、3人の中で誰派だったでしょうか? もちろん、誰派でもなかったというかたもいらっしゃると思いますが……(最後にアンケートを設けたので回答ください!)。
あれは小学2年生のとき
私は、トシちゃん派でした。理由は……2歳上の姉がマッチ派だったため、残る2人から選んだ結果です(苦笑)。
それは、私が小学2年生のとき。ある平日の夕方でした。
姉「私マッチのファンになったんだけど、たのきんの中で誰がいい?」
家の前でバドミントンをしながら、いきなり姉はそんなことを聞いてきました。
年近い姉妹ならではの「空気読み」
子供ながらに空気を読めるほうだった私は、直感的に「姉とカブってはいけない」と察しました。あまりケンカもしない仲の良い姉妹でしたし、まったく怖くなかったですし、妹である私の面倒を非常によくみてくれた姉でした。
けれど、姉の好みとカブることはなんとなくNGだと感じていて、2歳差という年の近さゆえか、4~5歳の頃からなんとなく「優先順位は姉にあり」だったのです。
カブりを避けてトシちゃん派
初めて告白します。本当はちょっとだけ「私もマッチかなぁ」と思っていました。けれど、空気が読める次女・アサミは咄嗟にこう答えたのです。
アサミ「その中だったらトシちゃんかな」
マッチという選択肢はすでにない。
残るトシちゃんとヨッちゃんという2人のうち、私はトシちゃんを選びました。そこから私のトシちゃん派人生はスタートしたのです。
当時のトシちゃんは「王子様系」
当時、たのきんトリオの中で3人の立ち位置はこんな感じでした。
トシちゃん:王子様系
マッチ:やんちゃ系
ヨッちゃん:ちょっと三枚目系
トシちゃん派を選んだということはつまり、王子様系が好きということ。……なのですが、実はそれまで男性アイドルのファンにはなったことがなかった私。どういう男性が好き、というのがありませんでした。
そのため「王子様系」と「三枚目系」のどっち? という二択の中で、半ば強制的に「好みは王子様系」に決まったのです。
しかし、言霊なのか自己暗示なのか……。
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