「寒い日なのに、私だけ汗だく」それ、病気のサインかも。40代女性が「ただの汗っかき」で済ませられない「これだけの理由」とは【医師が解説】

周りの人は「寒い」と言っているくらいなのに、自分だけじんわりと汗をかく。そんな状況に心当たりはないでしょうか。汗をかくのはそれだけで不快ですし、臭いも気になりますよね。1人だけ汗だくになるのは、単なる体質の問題ではなく病気が隠れているのかもしれません。

汗が多いときに考えられる病気の可能性や対策について、木村医師が解説します。

私だけ汗だくなのはどうして?

イラスト/lely

「病院の待合室で1人だけ汗をかいていて、周りから見られている気がする」
「冬なのに汗だくで買い物をしているとき、知り合いに会って臭いが気になる」

汗をかきやすい体質の人は、こんな悩みを抱えがち。実際に、40代になってから急に汗をかく量が増えたというチサキさんも、心当たりがあるようです。

「走ったわけでもないのに汗をかいていると周りの目が気になって、最近は外出が憂鬱」
「臭いが気になって着替える回数が増えると、洗濯物が増えて困っています」

チサキさんはこのような悩みを抱えながらも、「体質だから仕方がない」と我慢しているようです。確かに、汗をかきやすい体質というものはあります。しかし、体質だけが汗の原因とは限らないので注意が必要です。

 

冷えが汗の原因になるって本当?

Photo:photo AC

汗といえば「暑い夏にかくもの」「運動でからだが温まると汗をかく」という印象を持っている人も多いのではないでしょうか。しかし、「冷え」が汗の原因になることがあります。冷えを感じると、からだは体温を一定に保つために交感神経を働かせます。それにより、心臓や脳などの重要な臓器に血液が集中すると、手足やおなかなどが冷える原因に。

また、冷えが長時間続くと、常に交感神経が優位に働いている状態になります。交感神経の働きには「汗を出す」というものもあるので、交感神経が優位であることは冷えている状態でも汗をかく原因になります。とくに、手のひら・足の裏・脇・顔などの上半身は交感神経由来の汗が出やすい部分。「寒いのに、この部分だけ汗をかく」という人は、一度冷え対策を見直しましょう。

また、汗を放置するのはおすすめできません。汗の放置によって体表の温度が下がると、さらにからだが冷えて交感神経が優位になり汗の量が増えます。汗をかいたら、できるだけ早くケアしてくださいね。

 

本編では、「寒いのに汗をかく」症状の原因として考えられる体の変化や冷えとの関係について解説しました。汗は暑い季節だけではなく、冷えが原因でかくこともあります。また、暑さや冷えだけが汗の原因とは限りません。

「なぜか、最近急に汗が増えた」という場合、病気が原因の可能性もあります。

▶▶汗が止まらないとき、どんな病気が考えられる? 対処法・受診の目安とセルフケア

では、汗が増えるときに考えられる病気や受診の目安、日常でできる対策を紹介します。

 

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