25kg減のドクターが教える!「糖質オフ」ダイエットの基本

最近、ちょっと太ってきたな……と感じても、食事の量を減らすだけですぐにやせられた20代。でも、30代、40代と年齢を重ねるにつれて、やせにくくなってきた……と感じる人も多いのではないでしょうか。

下の写真は、みずから糖質オフダイエットで25kgの減量に成功した人のビフォア・アフターです。ぱっと見て別人ですが、実はこの成功者こそが糖質オフを提言する医師ご本人! では、どうすればこんな大成功を収めることができるのでしょうか?

 

40代は「正しい糖質制限」を知っておくべし

年を取るにつれてやせにくくなる大きな原因は「年齢による基礎代謝の低下」。これは、30歳を過ぎたあたりから、筋肉量が減少するためです。

そんな状態の中、20代のころと同じだけ食べてしまうと、余分なエネルギーが脂肪として蓄積されてしまい、結果太りやすくなることに。しかし、筋肉が減るような食事をすれば余計代謝が低下する悪循環に陥ります。

ですから、40代には適切に食べる「糖質オフダイエット」がぴったりなのです。過剰な糖質を制限して、たんぱく質を中心に野菜や海藻もバランスよくとり入れることで、代謝をアップさせ、やせやすいカラダに。まずは『正しい糖質オフダイエット』を身につけるところからスタートしてください。

 

そもそも糖質って何?→炭水化物から食物繊維を引いたもの

「糖質」と聞いて何を思い浮かべますか? 「甘いもの」という答えは半分正解。ケーキや甘いお菓子、ジュースなどわかりやすい「砂糖」のもののほか、小麦粉を使うもの、また私たちが主食として食べているごはんやパン、めん類、根菜類、いも類などにも「糖質」はたっぷり含まれています。

これらの食品の主成分は「炭水化物」と呼ばれていますが、この「炭水化物」から「食物繊維」を引いたものが「糖質」。ただし、食物繊維は微量なので、炭水化物=糖質として考えてもほぼOK です。

糖質はエネルギーにしかならない栄養素です

この糖質は、私たちのカラダの中でどのような働きをするのでしょうか。

 

カラダにとって重要な栄養素として、糖質、脂質、たんぱく質を「三大栄養素」と呼びます。この中で「脂質」と「たんぱく質」は体の構成成分として使われるいっぽう、「糖質」は摂取すると体内ですぐにブドウ糖に変わり、エネルギー源として使われ、カラダの構成成分になることはありません。

 

エネルギー源としてしか使われないため、過剰にとると脂肪として蓄えられてしまいます。

 

 

糖質が多いものを食べるとなぜ太る?

糖質は体内で「ブドウ糖」に変わり、血糖値が急激に上昇すると、すい臓からインスリンというホルモンが分泌され、肝臓や筋肉にブドウ糖をとり込みます。糖質を過剰にとった場合は、血中にブドウ糖が余ってしまい、それが脂肪として蓄えられ、太ることにつながるのです。

 

では、どうすれば「糖質」を適切に管理してやせることができる?次ページ

 

大村和規(おおむら かずき)
日本糖尿病学会専門医。日本内科学会認定内科医。2008 年北里大学医学部を卒業後、北里大学内分泌代謝内科学教室入局。関連施設にて研修後、海老名総合病院糖尿病センター在院時に糖尿病専門医を取得。2016 年より医療法人陸和会 大村クリニックにて勤務中。みずから糖質オフダイエットで25kg の減量を成功させた経験を持ち、糖質オフの危険性も踏まえたうえでの低糖質ダイエットの啓蒙活動をしている。

 

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