「傘寿」読める?「古稀」って何歳? 長寿のお祝い「賀寿」とその方法
本格的に祝うのは喜寿や傘寿以降
長寿のお祝いはもともと中国の礼式で、古くは「賀寿」「算賀」とも呼ばれました。初老の40才をお祝いの始まりとして、以後10年ごとに無病息災を祝いました。いまは、生まれた年と同じ干支に戻る、満60才の「還暦」から祝うようになりました。
ただし、現役の間は老人扱いを嫌う人も多いことから、本格的にお祝いするのは喜寿や傘寿以降。祝い方は、身内で祝宴を開く、夫婦旅行に招待するなどが一般的ですが、本人や周囲の健康状態によっては負担になることもあります。子どもや孫が集まり、楽しく語らいあうのもよいでしょう。
お祝いの差し上げ方は?
水引は紅白または金銀蝶結び。表書きは「お祝い」「祝○○(賀寿名)」「寿福」など。送る時期は当日または事前。金額は1万~3万円が目安です。
贈り物を贈る場合は?
名称や基調色にちなんだ品を送ります。たとえば、還暦には赤い服やバッグ、赤い花束。古稀や喜寿なら紫の座布団、傘寿なら傘など。ただし、本人の好みとかけ離れたものにならないようにしたいものです。
遅れて知った場合は?
数えでも満年齢でも、その年の初めか誕生日にお祝いをしたいものですが、遅れて知った場合も大丈夫。その1年はめでたい年なので、お祝い状を添えてお祝いを贈ってください。
お返しをする立場なら何を?
祝賀会や祝宴を開いてもらった場合は、「内祝」として引き出物を準備します。紅白のまんじゅう、赤飯のほか、「喜」「米」など年齢にちなんだ文字を入れた湯のみ、ふくさを配っても。
ちなみに、「不惑」のあとは何がある?
中国の思想家・老子が弟子の疑問に答える「論語」では、年齢の別称は以下の通りです。ご参考にどうぞ!
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