「声」と「引き際」は見落としがちなポイント。『また会いたい』と言わせるモテテク
呼吸を整え、相手にテンションを合わせる
その装い方ですが、ＣＡの機内アナウンスの訓練を思い出しました。まず教えられるのが腹式呼吸。腹式呼吸でたっぷりと肺に空気を取り込み、吐き出す。口角をあげて、滑舌よく話すことを教わります。
前回お話しした「口角をあげた」状態で話すだけでも好印象の優しい話し方になりますよ。口角をあげることは「モテ」プラス「小顔トレーニング」にもなるので、日々の習慣に取り入れたいですね。
次に話し方ですが、ＣＡのように信頼感を得ることが必要な職種の声は、「やや低め、テンポはゆっくり」。これが夜のクラブになると、「お客様と会話のテンションを合わせる」ことが重要になります。
テンションが高めのお客様には「やや早口で、高音」、落ち着いた口調のお客様には、「低めでゆったり」。相手との温度差をなくすることで、心地よさを倍増させるのです。
余談ですが、男性は低い声のほうが、より男性ホルモンが多いそうです。女性も知らず知らずのうちに異性の声に惹かれ、魅力をジャッジしているのかもしれません。
さらに、「引き際美人」で次も誘わせる
以前、ルックスは並みですが、とても指名の多い新人ホステスがいました。人気の秘訣を訊ねると、なんと「カラオケ（ボックス）で仲良くなる」のだそう。
過去にバンドのボーカルをやっていたという彼女は、アマチュアながら美声の持ち主で、接客の時、お客様に「カラオケはお好きですか？」「好きなアーティストはどなたですか？」とリサーチ。
後日、アフターカラオケに誘って、自慢の歌声を披露するそう。これにはお客様も大喜びです。アニメから演歌まで、レパートリーが盛りだくさんですから。もちろん、お客様が歌う際にはしっかりと聴き、拍手で盛りあげ、おもてなしの心を忘れないのだとか。
そして忘れてはならないのが「二時間きっかりでやめる」という彼女なりのルール。つい、だらだらと延長してしまいがちなカラオケを、二時間しっかり盛りあげ「もっと歌いたい」というお客様に「次回また楽しみにしてるから♡」とニッコリ。これがリピーターを作るプラスαの秘訣。彼女は「引き際美人」でもあったわけです。
女性の声は強力な武器になる――これから飲み会が増える季節、声美人、歌美人でモテにつなげましょう。
【次回も元CA＆クラブママのモテテクを盗め！隔週金曜20時更新】
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