貯金が苦手な人必見!40代からの「貯まる家計簿づけ」のコツって?
家計簿をつけていても、お金はなかなか貯まらないと思っている人は少なくありません。一念発起してつけはじめた家計簿も、効果が見えてこないと続かないものです。
しかし、貯蓄のためには支出のコントロールは必須。家計簿はそのためのツールになります。以前、挫折した人も、自分に合った方法で、貯まる家計簿をつけてみませんか。
Step1貯まる家計簿はシンプルに
今、家計簿をつけていない人は、まずは始めることが大事です。自分に合った方法も、始めてみないことには分かりません。100円ショップの家計簿ノートでも、大学ノートに線を引いたものでも、家計簿アプリでも、エクセルファイルでもいいので、まずは現金の支出を記録することから始めてみましょう。
現金の支出の記録はシンプルに、レシートの金額を書き写していくだけにしましょう。
ノートであれば、こんな感じです。
日 | 適用 | 食費 | 日用品 | … | 小計 |
2 | スーパー | 850 | 1200 | … | 2050 |
3 | コンビニ | 430 | … | 430 | |
… | … | … | … | … | … |
… | … | … | … | … | … |
… | … | … | … | … | … |
合計 | 48320 | 32600 | … | 135800 |
1ヶ月目の家計簿はまだ試作段階。使い勝手を検証しましょう。特に気をつけるのが、食費、日用品、などの項目です。項目分けはその人の支出の傾向そのもの。自分の支出傾向に合った項目を、5,6個に絞ると管理がしやすくなります。
食費、日用品費はほとんどの人が支出をしていると思いますが、それ以外は、趣味費、レジャー費、交際費、特別費、その他などになってくるでしょうか。この中で、特別費とその他は必要です。
特別費は日常的な支出以外を書き入れていきます。冠婚葬祭でお金を包んだり、家族の誕生日にプレゼントを用意したり、ひとつひとつは毎月のことではありませんが、特別費になる支出は毎月のようにあるものです。
その他の項目も必要です。見直すと、新たな項目を作ったほうがいい支出が見えてくるケースもあります。何に使ったか分からない支出もその他に入れます。使途不明金が多すぎるようなら、レシートを必ずもらうクセをつけて、あとから支出がわかるようにしましょう。
Step2シンプルな家計簿を使い分ける
まずは現金の支出を記録して、収支がきちんと合うようにします。現金の記録だけなので、お財布の中のお金の流れがわかるものが作られます。
現金の支出が把握できたら、次はクレジットカードやマネーカードの支出です。
キャッシュレスは便利ですが、支出が分かりにくくなるのは困りものです。カードで払った分を家計簿にどのように反映したらよいかわからず、家計簿が続かなくなるケースも少なくありません。
クレジットカードの支出を家計簿に記録する方法は2種類あります。
ひとつは、使った時(=買物した時)の支出として記録する方法。
もうひとつは、払う時(=銀行口座から引落とされた時)の支出として記録する方法です。
家計簿の目的を、「支出をコントロールして貯蓄を増やす」とするならば、クレジットカードを使った時の支出として記録していくほうが、感覚的にとらえやすくてオススメです。
後から支出項目を見直して、無駄遣いではなかったか、使いすぎではなかったか、と考える時に向いているほうがいいですね。
では、マネーカードで払ったものはどうしたらいいでしょうか。レシートを受取らない自販機や駅の売店で使うことも多く、残高も分かりにくいので、家計簿をつけるためには工夫が必要です。
結論から言うと、マネーカードの支出はチャージをした時の支出とするのが、記録しやすくオススメです。
何に使ったかの項目の部分ですが、これはマネーカードで払う時のルールを決めておくと良いでしょう。マネーカードを使えるお店は増えていますが、「エキナカでしか使わない」とか「交通費にしか使わない」などとあらかじめ決めておけば、家計管理上は問題ありません。
日 | 適用 | ○○カード | Suica | … | 小計 | |
洋服 | 光熱費 | 交通費 | ||||
2 | デパート | 23000 | 3000 | … | 26000 | |
3 | 電気代 | 6800 | … | 6800 | ||
… | … | … | … | … | … | … |
… | … | … | … | … | … | … |
… | … | … | … | … | … | … |
Step3家計簿の目的は予算管理
支出を把握するための家計簿は、現金の収支管理するものと、現金以外のクレジットカードやマネーカードを把握するものの2つが必要です。
そして、年間を通して管理するものを、もうひとつ作りましょう。
1月 | 2月 | … | 合計 | |
食費 | 68000 | 62000 | … | … |
日用品 | 38000 | 42000 | … | … |
光熱費 | … | … | … | … |
… | … | … | … | … |
… | … | … | … | … |
特別費 | … | … | … | … |
その他 | … | … | … | … |
合計 | 158000 | 149000 | … | … |
1ヶ月経ったら、年間家計簿には1列記入します。数か月分たまったら、前月や前々月と比べてどうだったか、確認をしましょう。そして、翌月の予算を立て、予算を守るようにしていきます。
家計簿は支出管理をして、収支があっているかどうかを確認するためだけのものではありません。適切な予算を立て、予算を守ることがもっとも大切な目的です。
予算の中に貯蓄金額も含めて、貯まる家計簿を作っていきましょう。
ファイナンシャルプランナー(AFP)。36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録FPパートナー
スポンサーリンク