その「妬み」、放置すると人生が曇る原因に。女性起業家・エミチカ氏が教える「美しい野心」への乗り換え方
技を教えてくれる師と捉えて素直に学ぶ
思い起こせば、私は昔から人と張り合う気持ちや、人を妬む気持ちを持ち合わせていないのだと思います。
例えば、コロナの時期にClubhouseが流行っていましたが、みなさんすごく楽しそうにお話ししていて、私もClubhouseをやってみたいと思い、「やりたい!教えて!どうするの?」と知人に素直に伝えて教えてもらいました。
コロナで外に出られなくなったときにZoomが主流になりましたが、このときも「Zoomを始めたいけど、使い方がわからない……誰か教えて!」と素直に気持ちを伝えて教えてもらいました。
そこには張り合う気持ちもありませんし、妬む気持ちもなく、ただ純粋に「やりたい」という気持ちを伝えて教えてもらいました。
何かを始めるときには、必ず先に始めた人がいます。その人たちは、私が使い方に戸惑っているツールをとても上手に使いこなし、とても楽しそうで、私もやってみたいと好奇心が湧き立ちます。
その人たちに対し、「ライバル」と捉えて張り合うのか、または「技を教えてくれる師」と捉えて学ぶのかで、心の有り様や人としての在り方が変わります。そして、この心の有り様や人としての在り方に品格美が宿るのです。
美しい野心を叶えるには、自分自身をアップデートさせることが大事です。そんなとき、「技を教えてくれる師」と捉えて学ぶという考え方は、品格美を伴い、美しい野心を叶える道を教えてくれるでしょう。
見ざる、聞かざる、気にしない
美しい野心を叶えるために、自分に夢中になっていれば人のことはあまり気になりません。もしもあなたがSNSを見て、人のことや上手くいっている人が気になってしょうがないのなら、あなたが美しい野心に集中できていない証拠なのです。
例えば、SNSのコメントが気になる、レビューが気になる、エゴサーチしてしまうという人は、美しい野心に夢中になれていませんし、集中もできていません。美しい野心に夢中になっていたり、集中できていれば、人の評価よりも自分の感覚を信じられると思います。
私はいつも、後ろを振り返ることに時間を使うよりも、次に見えてくる景色のほうに行きたいと思っています。
コメントやレビューの意見は一人の意見でしかないものなのですが、そこにネガティブな意見を一つでも見つけてしまうと、みんなの意見、大勢の意見だと思って大きな声のように感じてしまいます。そうなると、ネガティブな意見に気持ちが引っ張られていきます。
あなたがそれを見ていなくても、周りの人が「こんなこと書いてあったけど大丈夫?」などと、わざわざ耳に入れようとしてくることもあります。人の意見に気持ちが乱されれば、気にしなくていいことも気になってしまい、美しい野心に集中できなくなります。そして、美しい野心に向かって行動するときの足かせにもなるのです。
こういうときの防御法は、「見ざる、聞かざる、気にしない」です。見なければ気にもならないし、聞かなければ気持ちが引っ張られることはありません。
先日知人に笑われてしまったのですが、私はエゴサーチというものを知りませんでしたし、Yahoo!ニュースに取り上げていただいたときもレビューの見方がわからず、幸いにもネガティブな意見を目にしていません。だから、気になることもありませんでした。
私はいつも次々に行動していますので、美しい野心につながる「やりたいこと」に夢中になっています。ですので、後ろを振り返っている時間がないのです。時間があるときには、次の「やりたいこと」の準備や調べ物をしたいので、ワクワクを探してリサーチします。
「見ざる、聞かざる、気にしない」でいれば、美しい野心に夢中になれ、取り組めるようになります。
■著者略歴:エミチカ
一般財団法人 KELLY CLUB JAPON 代表理事/EMICHIKACo.Ltd 代表取締役。モナコのパレスエリア(王宮前)に暮らす唯一の日本人。50歳で夫を亡くし、多額の負債を抱えながらも専業主婦から経営の世界へ。経験ゼロから始めた美容事業をわずか5年で年商7億円へ成長させる。その後の大病を機に、「手ぶらで生きる」人生へと大きく舵を切り、2018年、語学力も人脈もないままモナコへ渡る。2022年、海外TEDxスピーチが世界月間再生回数1位(日本人女性初)を記録。2023年、未来を切り拓く女性のためのエグゼクティブ・ソサエティ「KELLY CLUB JAPON」を創設し、女性経営者のさらなる飛躍とジェンダー平等実現を推進。国境を越えた交流と社会貢献活動にも注力し、貧困地域の子どもたちへの医療支援や、2024年国連総会連携サミット登壇など国際舞台で活躍中。著書に『結局、「手ぶらで生きる女」がうまくいく』(PHP研究所)、『「逢いたくなる」オーラをはぐくむモナコからの言葉77』(幻冬舎)など。
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