40代独身女性の平均年収は?お金はどのくらい貯めていますか?

20代の新入社員の頃は、正直、給与も横並び。初任給の話やボーナスや貯蓄額など友人とお金の話をしやすかったけれど、年齢が上がるにつれお金の話はタブーになりつつあります。

40代ともなるとポジションや業種の違いでも年収の差もあり安易に聞きづらいものです。とはいっても気になるのが他人のお金事情。40代独身女性の平均年収はいくらぐらいなのでしょうか。そして、みんなが抱えるお金の困りごととは?

 

■40代独身女性の平均年収は、ズバリ393万円!

平成26年に総務省が行った「全国消費実態調査」によると、40代独身女性の平均年収は393万円となっています。ちなみに、30代独身女性の平均年収は338万円で50代独身女性の平均年収は356万円であり、30代と50代に比べると40代の平均年収が一番高く、働き盛りということもうかがえます。

 

平均年収っていくらだろうと気になる人は多いですが、平均年収はあくまでも平均なので、平均年収より上だから下だからということではなく、将来に向けてちんと貯蓄ができる生活をおくれているかどうかが大切です。年収が800万と高くても支出が多く貯蓄がほとんどないというケースもあれば、年収が300万円でも1000万円以上の貯蓄をしているケースもあります。

 

■みんなの悩みは…40代独身女性は定年を視野に入れる

マネー相談にくる40代独身女性の相談内容で多いのが、貯蓄、資産運用、住居購入などについてです。40代になると自分の心地良い生活スタイルが確立しているので、何がなんでも結婚したい!というより、「良い人に出会えたら結婚するかもしれない」という方が多く、「結婚することは絶対にないです」と言い切る方はほんの一握りの印象です。生涯独身を貫くと決めている人は若いうちから一人で生きていくことを前提に貯蓄していたり、住居を購入をしていたりとマネープランを早いうちから決め、実行しています。

 

とはいっても、ほとんどの人は良い人に出会えたら結婚するかもしれないと思って生活してきているので、結婚によりライフプランは変動する可能性があると考え、これまで何となく貯蓄はしてきたけれど、40代になってから結婚するかもしれないけれど、結婚しなかった場合に生活できるようマネープランを立てたいとの相談内容は多いです。40代になると、社内でのポジションも見えつつあり、定年まで年収の推移を予測し、将来の年収推移を見据えて将来の生活に向けたマネープランをたてたいと考えはじめるようです。

 

■「年収はそこそこなのに貯まらない」独身の傾向は?

マネー相談では年収が高くても貯蓄ができないケースもあります。40代の人達が入社した頃は年収も社歴とともに年収が右肩あがりで増えていくといったイメージでした。アフター5や花金(はなきん)などという今では耳にしない言葉もあり、会社帰りはショッピングや終電を気にせずタクシーで帰る時間まで飲むなど貯蓄を考えずにお給料が入ったら思いっ切り楽しんできた経験がある人も少なくありません。

 

貯蓄ができない人に聞くと、40代になっても年収が想定より右肩あがりというどころか、思いのほか上がらないもしくは下がったという現実も。なのに生活レベルを下げるのが難しく、貯められないとのこと。とはいえ、40代になってくると定年までの働ける時間がみえてきて、そろそろ貯蓄をしないとマズイ!という不安を感じてくるようです。急激に生活を変えることは難しいですが、少しずつ貯蓄できる生活にシフトしていきマネープランをきちんとたてましょう。

 

気になる40代独身女性の平均年収とは、あくまでも平均値であり年収がぐんと高い人がいれば平均値は上がるので、平均年収に左右されず自分自身の将来に向けて貯蓄できるよう収支を見直し、貯蓄ができてない人は貯蓄ができるようシフトしましょう。

 

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今関倫子 ファイナンシャル・プランナー

外資系保険会社勤務中にファイナンシャル・プランナー(FP)を目指し、AFP(日本FP協会認定)資格取得後、独立系FP事務所に転職。女性を中心に年間のべ200件以上のマネー相談を受け、多くの経験を経て独立。個人マネー相談、執筆、マネーセミナーを中心に活動中。FPCafe登録パートナー

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