50代から始める貯金、ユルくても1000万超えは可能です。FPからのアドバイスは
年金を増やすために「受取時期を遅らせる」
65歳から受け取る年金は決められた額ですが、受取時期を遅らせると自分で金額を増やすことができます。1ヶ月あたり0.7%増えるので1年で8.4%増えるのです。現在70歳まで最長5年繰り下げ受給できるので42%増やすことができます。(記事公開当時。2022年4月以降75歳まで延長できるようになりました)
資金に余力があれば、少しでも受取時期を繰り下げるとその後受け取る年金額を一生アップさせることができるのです。もし、早く寿命を全うしてしまったら元がとれないという心配もあるでしょう。おおよその損益分岐は86歳以上です。現在の平均寿命が87歳ですから、平均的な寿命を全うできれば繰り下げ受給は現実的な年金を増やす方法といえます。
万一、繰り下げている途中で大きな病気をしてしまい余命に限界がある状況になれば、5年間まで遡って年金を請求することができます。もちろん、受給額はさかのぼった時の支給金額になりますが、これから受け取ってもさほどもらえそうにないという場合は遡及して請求することもできることも知っておきましょう。
老後2000万問題は「毎月必要な額」で考えると急に現実的になる
厚生労働省年金局公表の「平成30年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、現在受け取っている女性の年金額はこのような割合です。
・5万円未満…7%
・5万円~10万円未満…43%
・10~15万円未満…41%
つまり、女性の半数が10万円未満で、9割が15万円未満なのです。
この給付額は、お給料でいう「額面」ですから、この額から国民年金保険料、介護保険料、所得税・住民税が引かれると手取りはさらに少なくなります。老後2000万円問題なんて他人事と思いがちですが、女性の平均寿命が87歳なので少し余裕をみて「65歳から90歳まで」25年の間、毎月5万円貯金から取り崩して生活すると……
5万円×12ヶ月×25年間=1500万円
どうでしょうか。2000万も非現実的な数字ではないことがおわかりいただけることでしょう。貴美子さんは、65歳までに1300万円を目標に運用しながら資産形成して、年金の繰り下げをすることで老後なんとなくやっていけそうだなとホッとされていました。
漠然とした不安を抱えず、問題を「数値」で把握して
老後の漠然とした不安を抱えている女性はとても多いです。いくら位の年金がもらえるか、どれくらいの金額が必要なのかが把握できればそれは「漠然とした不安」から「はっきりとした目標」に変わります。その目標に向かって具体的に動き出すことができれば、日々のやりくりも貯金もやりがいがでてくることでしょう。自分ごととして一度しっかり向き合って老後のこと考えてみませんか?
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