40女が目指したい自分スタイルとは？ミラノマダムに学ぶ【宣伝課長・長友のアモーレな一冊】

2016.10.25 FASHION

これぞ！イタリアの女。セクシーさも忘れない

本の表紙にも登場しているエマヌエラ・ロタ（58歳）は、フリーのマーケティングコンサルタント。全身ブラックに甘めの「マルニ」のグリーンのコートをあわせて、華のある大きめアクセサリーでフェミニンさをプラスするなど、オンにはキャリアウーマン的なスタイルを女らしく着こなすのが得意なんだそう。

そして、オフには正反対のとびきりのおしゃれをするのがエマヌエラの流儀。日中には決して着ない原色やきらびやかなスパンコールもとり入れてます。週に3回通うヨガとピラティスで培った抜群のスタイルでミニ×肌見せもこなすこのセクシーさ、見習いたい。

72歳で着こなすのはローズ柄のドレス！

このスタイルは、さすがに一生かかっても真似できる気がしない。けれど、あっぱれ！なのがジャーナリスト、作家として活躍するかたわらデザイン学校のディレクターでもあるクリスティーナ・モロッツイ（72歳）。このあでやかな薔薇柄のフィット＆フレアドレス（＆ひざ丈）をこの年齢で着こなすとは。たまたま通りかかった店のショーウィンドーで目を留めた無名デザイナーのものなのだとか。自分がいいと思ったものはブランドは関係なく買う主義で、これとは別ですがファストファッションにもチャレンジするそうです。

「常に好奇心でいっぱい。仕事もおしゃれも一生現役よ」というその姿勢はすばらしい。スパンコールのノースリーブにドラマティックな花柄スカートをあわせたスタイルも、まったく違和感なく見せてしまうのは、彼女の審美眼と、体型だったりお肌のお手入れだったりの不断の努力の結果ですよね。

いかがでしょう！そっくり真似することは到底無理かもしれない。でも、「何を着るか」に一切妥協しない大人世代の着こなしとそのファッション観を知ると、流行りだけでなく、もっと自分の好きを突き詰めたいと思うようになりました。安易に選ばず、買わず（笑）。10年後、20年後に備えて、まずは何が「好きか」をじっくり考えてみることから始めます！（でも、明日何着よう？）

『ミラネーゼスタイルスナップ』は、他にも「上質＆セクシー一生、おしゃれマダム！」な15人のミラネーゼが登場しています。刺激になって参考になる人がかならずいるはず。ぜひ書店でチェックしてみてください。