高嶋ちさ子、「オンナに性格の良さはいらない」新バラエティ女王の結論
負けることで、メリットを見つけることができる
チサコがメリットを提供できるのは、クラシック畑出身ということもあるのではないでしょうか。
私はヨーロッパで暮らしていたことがあり、音楽留学をしている人と接することが多かったのですが、芸術で食べていくのは本当に大変なんだなと思い知らされました。
子どものころから有名な先生に師事し(もちろん月謝やお礼も高額です)、練習にあけくれ、著名なコンクールで優勝したとしても、チケットがさばけなければチャンスはまわってこない。バイオリンの場合、いい楽器を買う必要もある。これは今に始まったことではなく、モーツァルトも「パトロンいなくてマジきつい」という内容の手紙を家族に送っています。ふんだんな資金と才能が必要、運の強さが必要とされる世界なのでしょう。
チサコは有名なコンクールで優勝したなどの実績はありませんが、そこで芸術性にこだわらず、「チケットをさばけるヴァイオリニストになる」と方針転換をした。ちさ子は「高嶋ちさ子と12人のヴァイオリニスト」プロジェクトで全国を回っていますが、誰もが聞いたことがある曲目を選び、ヴァイオリニストを全員若い女性にするなど、クラシックにあまり興味のない人をターゲットにしていることは明らかです。自腹でストラディバリウスを購入するなど、ファンサービスにも余念がない。正統派のヴァイオリニストやクラシックファンは、もしかしたら思うところがあるかもしれませんが、ビジネスとして考えれば、チケットをさばける人が正義です。
何かを成し遂げるのに、方法が一つしかないということはないのではないでしょうか。Aでダメなら、Bで挑戦してみる。激烈なまでに過酷な世界に身をおいていたからこそ、チサコはメリットの大切さが身に染みているのかもしれません。
仁科友里が斬る#オンナの生きざま
鈴木保奈美、第二次ブームで思い出される「90年代自傷型ヒロイン」の呪い
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