なんでいつも「いい友達」止まり…?自制する女が知らない間に陥るワナ【40代・最後の婚活】
考えてしまう「タラ」「レバ」、でも踏み出せなかった
仮に、出逢って間もない頃、気持ちを伝えていたら…今の関係はなかったかもしれない。なぜなら、いったん感情が相手に伝わってしまうと、いずれは“終わり”が来るから。
私は“終わり”を見るのが怖かった。だから、あえて恋愛関係に持ち込まなかったのだ。あふれんばかりの気持ちを心の奥にしまって、ガマンさえすれば関係は壊れずに続くと思っていたから。
「彼女」というポジションは「結婚するか」「別れるか」しかなく不安定。でも、「オカン」になれば、遠すぎず近い存在になれる
――そんなズルさがあったから結婚しなかった。正しくは、「結婚する」選択は考えなかったのだ。
なーんて、完全に負け惜しみです。「オカン」化したのは自業自得。単にあの頃の自分に勇気がなかっただけなのだ。「高学歴・超有名企業勤務・ルックス上の中」――スペック的にはまったく言うことなしのS君…なんて、なんて惜しいことをしまったのだろう!
こんな関係アリかもしれない
高校の同級生で、昔から兄妹のように仲の良い友人たちがいる。どちらか気があるんじゃないの? と、幾度となく探りを入れても、2人とも好意を完全否定してきた。お互いの間にあるのはあくまでも「友情」らしい。
そんな彼ら。それぞれ結婚し、別々の家庭を築き、互いの人生を歩んでいるが、ひとつだけ口約束しているという。
もし、年老いて一人で施設に入ることになったら、そのときは同じ施設に行こう、と。「茶飲み友達」になる約束だけはしているらしい。
そういう関係って、案外悪くないかもしれない。
【毎週火曜17時に連載・つづく】
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