むくみやセルライトの原因は「デブ筋」⁉約3年で骨格が変わるってホント?痩せたいなら知っておきたい「筋肉と筋膜」の関係【理学療法士が解説】

最近なんだかむくみやすいし、気づくとセルライトも増えてきた気がする…そんな変化、ありませんか?「年齢のせいかな」と思いつつも、理由がはっきりしないとちょっとモヤモヤしますよね。

こうした悩みに対し、理学療法士の小野晴康氏は、筋肉や筋膜が硬くなった「デブ筋」が血流を悪くし、むくみや脂肪のたまりやすさにつながると指摘しています。

本記事では小野氏の著書から、体型変化の原因と、無理なく整えるための基本的な考え方を紹介します。

※本記事は書籍『筋肉再生ナビ こり・痛み・たるみ・ダイエット…原因筋がマルっと解決!』(小野 晴康:著/Gakken)から一部抜粋・編集したものです

 

デブ筋”によって血流悪化、むくみもセルライトもひどくなる

“デブ筋”とは、硬く動きが悪くなり、脂肪を燃焼しづらい筋肉のことを指します。もちろん、デブ筋を包む筋膜も硬く滑りが悪くなり、筋肉の動きをさらに妨げているのです。

筋肉を構成している筋線維の中には毛細血管が流れて筋肉に栄養を届けています。しかし、筋肉と筋膜の動きが悪くなることでこの血流が悪化。そのため、筋肉には栄養が運ばれず、同時に筋肉内の老廃物や水分も回収されません。

これが慢性的なむくみが起きる原因です。また筋肉に運ばれない栄養は、筋肉の上の脂肪にどんどん供給され、脂肪が肥大化し血管を圧迫します。

この肥大化した脂肪が、皮膚をでこぼこに見せるセルライトの正体です。筋肉に届かなかった栄養が脂肪にたまると、脂肪細胞の数が増え、さらにひとつひとつの脂肪が大きくふくらんできます。

通常は脂肪のまわりに弾性のあるコラーゲン線維が網目を張り、クッションのように脂肪細胞を守っています。ところが肥大化した脂肪に異常を察知した体は、そのコラーゲン線維を硬くして脂肪細胞の保護を強化することで、さらに脂肪を落としづらくするのです。

むくみとセルライトを一気に解決するのが脂肪と筋肉をいっしょにつまんでほぐす強めのマッサージ。筋肉内の使われなくなった毛細血管を再生させて老廃物を排出し、脂肪細胞を固めているコラーゲン線維にもアプローチします。

今ある脂肪を減らし、同時に代謝を上げて脂肪のつきづらい筋肉をつくる。ひとつのマッサージで、いくつもの効果を上げることができます。

 

筋膜のよれ”による筋肉のアンバランスで骨格がゆがみ、幅広に見える

全身を網の目のように包んでいる筋膜は、筋肉の使い方のアンバランスによって“よれ”が生じます。

例えば、着ているセーターの襟元だけを引っ張ってみましょう。首の網目は詰まり、肩や背中の網目は広がります。この状態でいくら背中を伸ばしても、襟元の引っ張りをほどかない限り背中の網目は縮まりません。

この筋膜のよれを放っておくと、筋肉のアンバランスは日常化します。それが長期間続けば、筋肉の影響で骨格の形さえ変わっていくのです。

その理由が、約3年で新しい骨へと生まれ変わる骨のリモデリングです。骨も筋肉同様再生をくり返しています。骨が生まれ変わる際に、筋肉のクセによって外に引っ張られていれば外側に広がった骨格になります。骨格が外に張り出せば、体は大きく幅広に見える原因になるのです。

 

ここまでの記事では、むくみやセルライト、体型変化の原因についてご紹介しました。つづく関連記事では、痩せにくさの原因と目指すべき筋肉の状態についてお届けします。
つづき>>なかなか痩せない…それ、筋肉が「霜降り肉」になってるかも⁉食べ過ぎていないのに「太る原因」って?【理学療法士が解説】

 

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■著者:小野晴康(おの・はるやす)
理学療法士、柔道整復師、義肢装具士、調理師の資格を持つ。国立大学法人 埼玉大学経済学部経営学科卒、愛媛十全医療学院 理学療法学科卒、日本柔道整復専門学校 学校法人 花田学園 柔道整復科卒。公立阿伎留医療センターリハビリテーション科などでリハビリ医療の実績を積んだ後、リハビリテーションの教育に従事し、理学療法の理論と技術を駆使した独自のマッサージ法『ミオドレナージ』を考案し、「アンチエイジングサロン ソリデンテ南青山」を設立。タレントやプロアスリートほか、著名人のボディメンテナンスを担当。その独自の施術法が話題となりメディアでも度々取り上げられている。『ミオドレナージ』を紹介した著書は累計100万部を超える。(2026年2月時点)

 

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