「約束したでしょ!?」は逆効果!? スマホの使用を「自分でコントロールできる子になる」ために大切なポイントは
ルールに「納得」と「合意」があるかどうか
私がルールを考えるときに大切にしているのは、順番です。いきなり「これがルールね」と決めるのではなく、まずは状況を一緒に見て、必要性を共有し、そこから納得と合意をつくります。このプロセスを挟むだけで、子どもの中の感覚は大きく変わります。やらされているから、自分で選んでいるの感覚をつくります。いやいやそんなのやってるよ!となるかもしれませんが、もう少々お付き合いください。
もちろん、納得と合意を得た上でのルールでも、次に同じようにできるとは限りません。むしろ、うまくいかないことの方が多いのが現実でしょう。私も施設の現場で痛感してきました。ここで多くの大人がつまずきます。
「ほら、前に約束したでしょ」「なんで守れないの?」
私もよくこの言葉を使っていました。このように言いたくなる気持ちは、よくわかります。なので言っても良いとすら思ってます。なぜなら我慢ならないのですから。それはそれです。現場はとても泥臭いものです。色々なものでまみれています。こう言った記事で答えを出すこと自体すら、私は教育において烏滸がましいとも思っています(見てもらわないと連載が続けられないので答えは出しますが泣)。ただ、上記の一言は、子どもにとっては“責められている”と感じやすい言葉でもあります。私のおすすめの手札として以下のように話し方を変えます。
「前にこう話してたけど、実際どうだった?」 「やってみて、難しかった?」
この問いかけには、正解も不正解もありません。評価でもありません。ただ、“振り返るための問い”です。すると子どもは、自分の中で起きたことを言葉にし始めます。嘘のように思いますが、人は「責められていない」と心の底から感じることができる、内省できるものなのです。それは施設の子達とて例外はありませんでした。もちろん彼らは大人に裏切られ続けてきた経験が長いので、かなり苦労をしました。が、それでも粘り強く寄り添って話をし続ける中で、自分自身を省みることがやはりできるようになっていきました。
▶ルールを破ってしまった時のNGな対応
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