「断糖で10kgやせ」確実に効果を出す筋トレ&有酸素運動のコツとは?【40代ダイエット奮闘記#5】

長年、自分に甘く生きてきて、体重三桁を目前にして体調は自分史上、最悪……。そんなときに舞い込んだダイエット体験モニターに飛びつき、「最初で最後の本気ダイエット」を決意した独女こんどう。40代といえば女性としてカラダが大きく変わるお年ごろである。遅れてきたダイエッターは結果を出せるのか!?

さて、4週間でマイナス5.9kg減という人生初の成果を出し、断糖ダイエット体験モニターとしてもひと安心。しかーし!これは食事だけでの結果。「断糖」とは言いつつも、運動も必須条件のひとつ。運動、面倒くさい……と先送りしていたけど、そろそろ始動しなくちゃ、と重い腰を上げることにした。
(前回の話はこちら

 

断糖ダイエットの“やること”リストをおさらい

どんなダイエットでも食事と運動は両輪だから、食事だけだといずれ頭打ちになるし、キレイには痩せられない。

▼断糖ダイエット基本的なルール
1.糖質をカットする
2.筋トレをする
3.有酸素運動をする

なるべく費用をかけないならYOUTUBEとかSNSで流行りの筋肉女子の動画を見ながら自宅ワークアウト!という道もあるけれど、それができてたらこんな巨大化しないわけで、やはり、プロの力を借りるのが近道と考えた。高額のパーソナルトレーナーは難しいので、近所のスポーツジムへ。

 

筋トレはジムで1回30分の個人指導

そのスポーツジムでは1回30分のパーソナルトレーニングを3,500円ほどで受講できた。

 

今回、断糖ダイエットについてアドバイスしていただいている西脇俊一医師は自身も3ヵ月で17kgの減量を成功させた“断糖パイセン”

 

ドクター「待っている人がいると思うと苦手なトレーニングも続けられますよ」

 

経験者の金言を受け、パーソナルトレーニングを申し込んだ。数人のトレーナーから選べるシステムで、ダイエットを得意とする若い女性インストラクターにお願いした。だいぶオラオラ系だけど、率直にいろいろアドバイスしてくれることを期待!

 

ボディチェックで知った事実

自宅の体重計とは違って、計測台に乗って、さらに棒のようなものを両手で掴んで数十秒。それだけで体重や体脂肪はもちろん、四肢の筋肉量までわかる。すごい。

上の写真が当時の私の測定結果。

ここでわかったのが、筋肉量が成人女性よりもかなり多めということだ。

 

脂肪も多いけど、筋肉も多い、

 

言い換えるなら、たっぷりの脂身に、しっかりした赤身。

 

トレーナーちゃん「つまり、霜降り状態っすね」

 

“霜降りボディ”解消のための筋トレとは?

いちおう同じ肉だから、牛肉に例えるとすごくわかりやすいけど、ちょっと凹む。

 

いや、でもちょっと待って。
筋肉量が多いということは、基礎代謝が高いってことだから、これは朗報だよね。ちょっと運動すれば効率良く痩せられるってことでは?

 

「残念ながらそうじゃないンすよ」。
私の淡い期待をトレーナーがオラオラと一刀両断する。

 

トレーナーちゃん「こんどうさんの場合、筋肉量は多くても、脂肪と癒着している文字通りの“霜降り”なので、この状態では代謝に結びつかないンすよ」

 

“霜降り”のまま激しい筋トレをすると、ムキムキのマッチョになってしまうのでNG。自己流の筋トレって意外と危険だということがわかった。わたしの場合は、まずは筋肉と脂肪の癒着を外し、眠っている筋肉を起こし、しっかり稼働する筋肉に変えていくトレーニングをする、ということらしい。

 

そのトレーニングとは、マシンを使うような派手なものではなく、ほとんどが、ゆっくりと深い動きを繰り返し、筋肉にほぐすように負荷かけていくもの。とにかく地味。

 

たとえば、スクワット。
トレーナーちゃん「洋式トイレにゆ~っくりと座って、ゆ~っくりと立ち上がるような感じで、GO!」

 

この説明、非常にわかりやすい!でも関心している場合ではなかった。

 

みなさん、イメージしてみてくだい。
実際に恐る恐る腰を下ろしていくんだけど、便座に座っちゃダメで、座る直前に、またゆっくりと立ち上がっていく。

 

これが、太ももとかお尻とか、ふくらはぎとかに地味ぃ~効く。15回を3セット。3セット目には太ももがプルプルプル……。

 

こんな地味な筋トレを1回1時間程度、週1~2回続けた。

 

脂肪燃焼しやすい有酸素運動の速度とは?

続いて、有酸素運動。
元・山ガールだけに、こちらは比較的好きなほう♪

 

ドクター「よくハアハア言ってランニングマシンで大汗かいて走っている人がいますが、ダイエット目的ならそれでは効果なし。心拍数を上げないようにゆっくりと走ったほうが脂肪は燃えやすいんです」

 

その速度の目安が「楽に会話ができる程度」
かなりゆっくりと走っていいってことだ。楽ちんだし、その上、効果が高いとあれば、余裕♪。

 

でも……ひとつ問題があった。

 

おひさまの下は走れない…

単なる見栄とかプライドってことはわかってるんだけど、大きなカラダを揺らしながら必死にジョギングする自分がとっても恥ずかしかった。

 

おひさまの下を走る勇気はまだなかった。

 

平日は帰宅後にしか運動できないので夜に走るのは必然だったけど、それでも21時以降、どちらかというと22時近く、なるべく人がいないルートを見つけて家を出た。

 

心拍数を揚げない“ゆるジョキング”。歩くよりはちょっと速いぐらいなので、ふざけてる?って感じでちょっとキテレツな奴に見える。やっぱり恥ずかしかった。

 

でも、続けるうちに分かったのだけど、おデブが歩こうが走ろうが、おおかたの人は他人を気にしちゃいない。さらに、スマホを見ながら歩いている人も実に多い。通常なら「危ないでしょ!」と怒るところだけど、このときばかりは、ありがたや~。

 

有酸素運動は1回1時間ぐらいを週2~3回。
まだまだ暑さが残る9~10月だったから、少し涼しくなっていく夜に走るのがとっても気持ちよかった。

 

都会の無関心に感謝

筋トレも有酸素運動も、本当に地道な繰り返しでしかない。

 

断糖ダイエット6週目
84.2kg
マイナス7.9kg

 

最初はこっ恥ずかしいと思っていた自分のジョギング姿も、続けるうちに“ゆるジョギング・ハイ”が訪れることを知ると、自分の不格好さがどうでもよくなってきた。ココロもひと皮向けたかも。

 

 

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