どういう悩みにどれを選ぶ?スーパーフード、機能性オイルの効能チェック!

日常使いのオイルを「質のいいオイル」に置き換えていくだけで、生活習慣病や認知症の予防、美肌やアンチエイジング対策ができるとしたら? 試さない手はないですね。でも、遠くの専門店まで買いに行く時間がなくて……という人のために、最近ではご近所のスーパーでもぐんと手に入りやすくなった「えごま」「亜麻仁」「ヘンプシード」の3種類を詳しくご説明します。

花粉症なら注目、えごま油

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「オメガ3」など、脂肪酸の種類に関しては、「食べてキレイになるオイルのとりかた オメガ3・6・9ってナニ!?」もチェックして。さて、オメガ3系オイルの代表がこのえごま油です。古くから国内で食用にされてきた、数少ない国産オイル。α‒リノレン酸が豊富で、動脈硬化などの生活習慣病の予防に効果を発揮します。また、アレルギー症状を抑える効果があるので、花粉症で悩む人にも。ただし、独特のえぐみがあるので、青菜や納豆などクセのある食べ物と合わせたり、とり方を工夫してください。低温圧搾などの高品質なものがおすすめ。

えごま油による健康法を世に広めた第一人者、ナグモクリニック総院長・南雲吉則先生が推奨するえごま油はこのブランドです。オメガ3含有率は100g当たり57%という、驚きの数値。サラダにかけるなど、生で摂取して。中国産の有機えごまを日本国内の工場で搾油した安心・安全なオイルは、100%ナチュラル!スタイリッシュなデザインのボトルだから、そのままキッチンや食卓に置いてもOK。(楽天市場リンク)

PMS・更年期障害に、亜麻仁オイル

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別名・フラックスシードオイル。α‒リノレン酸を豊富に含む、オメガ3系オイルのひとつです。血管をしなやかにして、血液をさらさらにするため、心疾患や脳卒中など血管病の予防に効果があります。また、血管中の中性脂肪も減少させるため、高血圧や脂肪以上症といった生活習慣病の予防にも効果大。女性ホルモンの減少によって起きる心身の不調、PMSや更年期障害、骨粗しょう症の予防や緩和にも。

この「サボ フラックスオイルスイート」を製造するサボ社は、1845年にスイスで生まれたオイルメーカー。もともとは薬やサプリに使うオイルを扱っていました。このオイルは、有機亜麻仁の種子を低温圧縮法で抽出。一般的なゴールデン種に比べ、15%ほど脂質が多いブラウン種を使っているので、ちなみにオメガ3の含有率は54%! 大さじ1杯でオメガ3を7.3gも摂取できます。そのまま飲んだり、ドレッシングなど、非加熱でとり入れて。(楽天市場リンク)

脂肪燃焼に、ヘンプシードオイル

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オメガ6と3を3:1の好バランスで含むのがヘンプシード(ヘンプ)オイル。強力な抗炎症作用を持ち、アレルギー体質の改善におすすめです。γ-リノレン酸が糖尿病や血栓を予防し、ホルモンバランスを調整。体内の組織に栄養を届ける共役リノール酸の働きで、脂肪燃焼、筋肉増強を促進します。アレルギー改善やダイエットに最適! 非加熱が基本のオイルなので、オーガニック認証や品質をチェックして、良質なものをセレクトしましょう。

「ニュティーバ オーガニックヘンプオイル」はオーガニック認証の麻の実を低温圧搾。麻の実がとれる場所は主にカナダとオーストラリアですが、オーガニック認証を取得しているものは希少なのだそうです。オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸をバランスよく配合し、脂肪燃焼効果などが期待できるオイル。非加熱なので、ローフードとしてもとり入れ可能です。(楽天市場リンク)

 

改めて、オイルの分類

fresh herbs and spices on wooden table

それぞれの脂肪酸の詳しい説明は、「食べてキレイになるオイルのとりかた オメガ3・6・9ってナニ!?」もチェックしてください。ここではダイジェストでまとめを。

■不飽和脂肪酸-多値不飽和脂肪酸…体内で生成できず、食品から摂取しないとならない必須脂肪酸です。

オメガ3系列よい働きをする若返りの油。加熱処理はできず、酸化しやすいのが特徴です。サラダなどで積極的にプラスすべき脂肪酸。

・α-リノレン酸/しそ、亜麻仁、えごま、サチャインチ、ポピーシード、チアシード

・EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)/さば、さんま、まぐろなどの青背の魚

オメガ6系列…オメガ6と3は2:1が理想的とされます。現代人はこのうちリノール酸を過剰摂取ぎみなので、日ごろから意識的に質のよい6をとるようにしてください。

・リノール酸/スナック菓子、セサミ、大豆

・γ-リノレン酸/パンプキンシード、ヘンプシード

・アラキドン酸

■不飽和脂肪酸-一値不飽和脂肪酸…体内で作ることが可能です。オメガ6系列を9系列に置き換えるのが理想。

オメガ9系列酸化しにくく熱に強い脂肪酸。美容・健康に深くかかわります。

・バルミトレイン酸(オメガ7)/マカデミアナッツ、ウォールナッツ、ピスタチオ

・オレイン酸(オメガ9)/オリーブ、ひまわり、アボカド、アルガン、アプリコット

■飽和脂肪酸-中性脂肪酸…加熱に強く、酸化しにくい脂肪酸です。

・ラウリン酸、ミスチリン酸/ココナッツ、パーム

・バルチミン酸、ステアリン酸/ラード、バター

■飽和脂肪酸-長鎖脂肪酸 主に動物性油

 

もっと詳しく知りたい人は!

機能性オイルやスーパーフードについてもっと詳しく知りたいかたは、こちらをチェックしてください。

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