学力が追いつかず「ほぼ記念受験」の娘。先輩ママが教えてくれた、中学受験「最後のカード」とは
偏差値を15上げた伝説のママのアドバイスは「ラストスパート」
「ママ友の息子さんは、3年生当時は『5日のうち1日は休む』という不登校気味の状態だったそうです。でも、塾の先生と相性が良くて塾に通うのが楽しくなり、その後、学校見学で『ここに行きたい』という私立中学を見つけたんだとか。家よりも塾の自習室で長い時間勉強していたそうです」
ママ友は、息子が「当初は偏差値がまったく届いていなかった」神奈川県内で大人気のミッション系男子校に合格した経験から、こんなアドバイスをくれたといいます。
「集団塾に個別指導塾を足すのは、使える手ではあるよ。でも、今その手を打つのは早い。本当に最後の最後のカードかな。今はまだその段階じゃないと思う。家計的にも大変だし、子どもも息切れしちゃうから。6年生の後半になったら、習い事を休止した枠に、たとえば『T』みたいな、志望校の過去問をひたすら回してくれる個別指導塾を入れるの。もちろん、本人が納得していることが前提だけどね」
仁香さんは、6年生の夏を前に、そのママ友に教えてもらった個別指導塾Tの見学に行っているそうです。とはいえ、本人に無理をさせるつもりはなく「どうしても都立に挑戦したいなら、英語塾を辞めて、考えてみる?」と切り出す予定です。
「最終的に選ぶのは本人ですが、都立の記念受験単願ではなく、『英語と算数の2科入試』ができる近隣の女子校も受けさせようと思っています。私立と都立では出題傾向も違うのですが、こちらは持ち点より下の偏差値帯なのです」
仁香さん母娘は、近隣にある美術系大学の推薦を多く持ち、多様性を重んる校風の女子校を見学し、A香さんは「美術部がよかった」と、そこそこ気に入ったそう。
「こちらは偏差値が40台前半です。練習というか、前受け代わりという意味もあります。もし受かって本人が気に入れば、その学校に進学してもいいですし、都立がだめならお友達もいる公立、と望めばそれでもいいです。正直言うと、13も偏差値が上がることは、今は期待していません。でも、無我夢中でがんばる経験は今後の糧になると思います。もちろん都立に受かったら最高ですし、ご縁あって私立に行くとしても、公立に行くにしても、『がんばって成績をあげた』という実績を作ってあげたいのです」
そして最後に、こう振り返りました。
「中学受験は親子だけで乗り切るものだと思っていました。でも実際には、経験者の話に何度も助けられています。『下の子は同じ学年』でも、『上の子は高校生』『大学生』という先輩ママたちは、私たちがまだ知らないことをたくさん知っている。経験値豊かな先輩ママの言葉って、本当にありがたいなあと実感しています」
>>この記事の前編:小4で辞めた中学受験、小5の3学期に「受験する」と心変わり。娘の目指す都立中高一貫校には「偏差値が13足りない」
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