余裕で到着するはずの待ち合わせに大遅刻!
じっとしているのが苦手、集中が続かない、衝動的に行動してしまう…ADHDと診断されていなくても、このような特性をかかえることで「生きにくさ」を感じている人は多くいます。今回は、臨床心理士による著作「
時間処理の障害の典型例だけれど「ブレーキがきかない問題」も隠れている
たとえば、 つきあい始めたばかりの彼との初デート。
誰だってあわただしいのはイヤですよね。
早めに起きて、 身支度を完璧にして、 10分前には待ち合わせ場所に到着したいものです。
そのつもりで準備していたはずなのに、 突然
「え? 間に合わないかも!」
という状況に陥ることがあります。 どうしてでしょう。
最初は 「1時間もあれば余裕で身支度できる」 と見込んでいました。
でも、 デートのときのメイクには気合いが入ります。
着る服は前日から決めていたにもかかわらず、
「やっぱりこっちがいい」 と脱いだり着たりし始めました。
そのうち 「さっきまでつけていたネックレスがない」 とさがし始め、
どんどん時間がなくなっていきます。
「電車の時間を確認しなくちゃ」 とスマホのアプリで検索したとたん、
出てきた広告に目を奪われてクリック、
以前からほしかった商品が20%オフだったのでつい注文してしまったのです。
気づいたら予定の電車は出発してしまい、
「ああ、 遅刻だ!」 と髪の毛をふり乱して走る始末でした。
さてこの大遅刻、 もちろん時間処理の問題が原因にあります。
「1時間でだいじょうぶ」 という見積もりの甘さに加え、
予定以上の時間をメイクや着がえにさいているにもかかわらず、
ネットで買い物までしてしまうのです。
時間への意識が低すぎました。
しかもそこには、「したい」 という気持ちにブレーキがかけられない抑制制御の問題もあります。
時間がないと知りつつ何度も着がえてしまうこと、
着がえることに夢中でアクセサリーを紛失してしまうこと、
しかも20%オフにひかれる気持ちを制御できないこと。
これ全部、 抑制制御の障害です。
ADHDの 人生は常に、こんな感じの
「なにやってるの私!」
のビックリ案件に満ちています。
他人に話すと笑ってもらえても、 当事者にはとても笑えません。
>>次へ(5/4 22:30更新)
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