「みのじゅくし」ではもちろんありません。「身の熟し」の読み方、知っていますか?

2021.08.28 QUIZ

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「身の熟し」です。

「身の熟し」の読み方は?

「身」も「熟」も日常生活で見かける機会の多い漢字です。とはいえ、「身の熟し」を「身」「熟」それぞれに馴染みのある読みで「みのじゅくし」と読んでしまうのは間違いです。

「身の熟し」は

その場に適応したからだの動かし方。身ごなし。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

を意味します。例文に挙げられている「優雅な身の熟し」や「すばやい身の熟し」を声に出して読んでみると、「熟し」がすんなりと読めたのではないでしょうか。

正解は……

「みのこなし」です。

「熟」がつく言葉、なんと読む!?

「熟」は音読みは「ジュク」のみですが、訓読みには

  • うれる

常用漢字表外(↓)

  • う(む)
  • に(る)
  • に(える)
  • な(れる)
  • つらつら
  • つくづく
  • こな(す)
  • こな(れる)

といった読みがあります。

では以下の「熟」がつく言葉はなんと読むでしょうか。

  • 熟 (訓読み2種類、いずれもひらがな4文字)
  • 熟れる (訓読み3種類)

上記で訓読みを紹介しているので、答えが見つけやすいかと思いますが、「へえ〜そう読むんだ!」と思われた方も少なくないのでは?!

正解は……

  • つらつら・つくづく
  • うれる・なれる・こなれる

です。

「つらつら」と「つくづく」の意味は同じで、よく用いられるのは「つくづく」の方です。「つくづく嫌になった」といった表現を聞いたこと、ありませんか?この「つくづく」は「熟」もしくは「熟熟」と書きます。

なお「うれる」「なれる」「こなれる」の意味は

  • うれる 果実が熟して食べごろになる。
  • なれる まじり合って、味がよくなる。
  • こなれる ①消化する。②習熟して自在に扱える。③性格が円満になる。

なので、うまく使い分けましょう。

「なれる」の“まじり合って、味がよくなる”という意味が捉えにくいかもしれませんが、日本には「熟れ鮨(なれずし)」という、主に魚を塩と米飯で乳酸発酵させた食品があります。「熟れ鮨」の名前の由来は、まさに発酵が進むにつれて熟れることから来ています(「馴れる」を用いて「馴れ鮨」、また「熟れ鮓」「馴れ鮓」と表すこともあります)。

参考文献:なれずし 三重県|うちの郷土料理:農林水産省

 

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