コロナワクチン副反応「一人暮らしの人は準備しておかないと確実に詰む」46歳男性の体験

着々と進むコロナワクチン接種。副反応の話も身近な人から聞こえてくるようになりました。

一般にコロナワクチンの副反応は、若い人ほど強め、女性のほうが強めに出ると言われます。

その反対の、「ミドル世代以上」「男性」はそれほど強い反応が出ないと言われる中、周囲から「大当たりだね」と言われた福岡市在住の山本達也さん(46歳)。体験を聞きました。後編です。

前編はこちらから

*このシリーズでは接種にまつわる「生の声」と「実際にそれぞれの方が行った副反応対策」を可能な限りそのままお伝えするため、個人の感覚や推測等に基づく発言もそのまま掲載しています。十分ご留意の上、お読みください。

2回めは万全の対策だったものの……あまりにも怠すぎる

「1回めがこれだけひどかったので、2回めは相当に覚悟しました。確実にもっともっとキツくなります。そこで、大量のアイスノンと、冷えピタを用意しました。アイスノンは冷凍庫に入る限界の4つを繰り返し冷やします。冷えピタは10枚入りを3袋。また、とにかく汗がすごいので、着替え用のTシャツも10枚以上用意して枕元に置きました。スポーツドリンクもポカリの1・5リットルペットを6本。驚くことに全部飲みきりました」

 

2回めのワクチンも14時30分に接種しました。直後に発熱を感じられたので、今回は我慢せず、15時30分には用意していた解熱鎮痛剤のロキソニンを飲みました。その夜のうちは37度台だった熱も、翌日17時には39度まで上がりました。

 

「1回めのときはロキソニンを飲むタイミングが遅かったかもと感じたので、2回めでは迷わずにすぐ飲みました。胃が弱い人は胃薬も用意しておいたほうがいいと思います。感染症のときの熱はむやみに下げないほうがいいとされますが、この副反応の発熱はウイルスを殺す的な働きではないので、私は熱を上げすぎずに解熱鎮痛剤に頼ったほうがと思いました」

 

「寝ても寝ても時間が経たない」「トイレに行くのが精一杯」

3日目の朝7時には熱も37度台に下がり、やがて36時間で復調しました。しかし、1回めの接種と比較すると、すべての辛さが倍以上のインパクトで襲ってきたと言います。

 

「うとうとしては、ふっと目が覚め、時計をみてもいくらも時間が経っていない、その繰り返しでした。普段の高熱よりもしんどさは強く、とにかく怠い。ワクチン1回めの怠さをさらに越えてくる猛烈な倦怠感です。1回めはそれでも、頑張って仕事に行こうと思えばなんとか行けてしまう、無理はできなくもないなという怠さでしたが、2回めはそもそも起き上がること自体ができません。また、肩も痛くて寝返りが打てません。筋トレを急にやった翌日みたいな筋肉の痛さが腰と背中に広がり、さらに頭痛まで襲ってきて、副反応のフルコースのようでした」

 

単身赴任歴が長く、一人暮らしに慣れているという山本さんですが、それでもこの副反応での一人暮らしは辛かったと言います。

 

「起き上がれませんから、一人暮らしの人ならば入念に準備しておかないと詰みます。私のように普段から高熱を出しやすい人は同じくらいの発熱を覚悟して、飲むものと、汗をかいたあとの着替えを大量に用意しておいてください。着替えのTシャツが足りない人はこの機会に買っておいてもいいくらいです。お風呂なんて絶対入れませんが、身体はベタベタになってすごく気持ち悪いので、身体を拭く使い捨てシートも用意したほうがいいでしょう。洗濯乾燥機があるから洗えばいいなんて考えているなら、絶対ムリ。トイレに立てるかどうかというレベルです。できるだけ体を動かさず安静にしておくのが大事だと思います」

 

そのかわり、ただ安静にしていれば、症状は収まっていくから大丈夫と感じました。痛む接種部位も、保冷剤で冷やすなどの対策でぐんと楽になったそうです。

 

「過剰に不安がる必要はないですが、副反応が出てからの準備ではきっと遅い。普段自分が寝込むときの一番悪いパターンで備えておけばいいのではと思います。また、副反応に対する薬の使い方もどんどん知見がたまり、バージョンが変わっていますから、いつでも最新の情報を接種時に確認してください」

 

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