あえて「貸し」をつくると営業効果がUP~副業ハンドメイドで月3万円売れるルールvol.6

2021.11.27 WORK

委託販売で、売れる商品を置くことと同じくらい大切なことがあります。それは委託先の担当者との関係です。私は常に、仕事は人とするものだと思っています。仕事の内容もそうですが、仕事をする相手によってモチベーションって変わりますよね。もし自分が店舗経営をしていて何人もの作家さんを抱えていたとしたらと考えてみてください。お店の人だって人間です。仲のいい作家さんの作品は、多少独断でいい場所においてくれるかもしれません。私ならそうします。お客様にアピールしてくれるかもしれません。私なら(以下略)。今回は委託先の人といい関係を保つコツを紹介します。

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コミュニケーション下手な人こそ委託販売を

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まず大切なのは、お店の雰囲気にあった商品を置くこと。これは言わずもがなですね。当然のことながら、お店の雰囲気を壊さないような商品づくりが大切です。

次に必要なのは担当者とのコミュニケーションです。私は正直人と接するのが苦手です。できれば一人で黙々と作業を続けたい、という無駄に職人気質な部分があります(気質だけです。腕はアレです)。社交的な人種もいれば、内向的な人種もいるので、仕方ないことですね。

独断と偏見ですが、ハンドメイドを生業や副業にしている方には、内向的な方、控えめな方も多いのではないでしょうか。小学校の手芸クラブに入っていた女子は、大人しめな子が多かったように思えます。

なので私は、月一とはいえど、月一だからこそ、毎回売り上げをもらって新商品を納品するのが少し苦痛でもあります。たまに近所で、仲良くも悪くもなかった微妙な関係のクラスメイトに遭遇して立ち話しなくれはならない、そんな気まずささえ感じます、そんな自分のコンプレックスを少しでも和らげられる方法はないかと考えてみました。

 

返報性の原理を利用して貸しを作る

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人の心には、他人から施しを受けたり親切にされると、その施しや親切以上のお返ししたくなる心理があります。それを「返報性の原理」といいます。

当たり前のことですが、売れる商品を置くことでお店との信頼関係を築け、相手との関係もよくなります。これも上記の返報性の原理ですね。

お店の人は、売り上げという利益を受け取ったから、棚をいい場所に移し替えよう、という気持ちになります。

 

単純接触の原理で苦手を克服して

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すが、人間ですから売り上げがすべてではありません。売り上げがなくても、お店にあった商品を作り続けて、頻繁に品替え程度に顔を出せばいいのです。頻繁にといっても月1くらいが理想でしょう。 人間は単純接触の原理といって、会えば会うほど相手を好きになっていく傾向があります。生理的に受け付けないひとはその逆です。お互いが嫌でなければ、頻繁に顔を出すことで苦手意識が消えていくことと思います。

 

ぷち袖の下のススメ。ちょっとしたお土産やプレゼントも効果的

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私がよくやるのは、売り上げの多い店の担当が気に入ったものを、次の時にプレゼントするということです。「このまえかわいいと言ってくださったので、よかったらつけてください、◎◎さんがつけてくれると売り上げにもつながりそうなので」などと何かしら理由をつけて押し付けます。本人も買うほどじゃないけど気に入ったものなので、喜んでくれますし、つけて店頭にたってくれます。そうすると相乗効果で、それを見たお客さんがかわいい!となってかってくれる仕組みになっています。

このようにあえて貸しを作ることで、自分に返ってくる心理を利用して、少しでも周りを出し抜く……もとい、売り上げを上げる工夫をすると徐々に変わってくるはずです。

 

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