これ、なんと読む?!「膾炙」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「膾炙」です。
「膾炙」の読み方は?
「膾炙」とは
世の人々の評判になって知れ渡ること。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
を意味します。
「炙」は「炙る(あぶる)」の表現で馴染みがありますが、「膾」が何を表しているのか、また何と読むのか分からず、戸惑った人もいるのではないでしょうか。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「かいしゃ」です。
「膾」の読みは
- 音読み カイ
- 訓読み なます・なます(にする)
で、
①細く刻んだ肉。
②なます。細く切って酢につけた魚肉。
③なますにする。なますに作る。出典元:膾|漢字一字|漢字ペディア
を意味します。
なますと聞いて、お正月に食べる紅白なますが思い浮かんだ人もいるのではないでしょうか。魚介類や野菜、果物などを細かく切って、酢を基本とした調味料で和える調理法が浮かびますが、元々は①の意味にあるように、切り分けた鳥獣や魚の肉を調味料に合わせて生属する料理を指していました。
“なます”は「鱠」とも書きますが、もとは鳥獣の肉を「膾」、魚肉を細かく切ったものを「鱠」と表しました。
そんな「膾」から始まる「膾炙」はなぜ、“世の人々の評判になって知れ渡ること”を表すのでしょうか。
それは「膾」が表す“なます”と「炙」が表している“あぶり肉”、二つの食べ物が関係しています。どちらも味がよい食べ物です。「膾炙」の意味は、そんな食べ物が多くの人の口に喜ばれるところからきているのです。
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