年末の「お疲れ胃腸」をととのえる、意外な3大食材とは?
毎晩のように続く忘年会、お正月休みをとるための仕事の山…。年末年始に休めるのはうれしいけれど、その前のこの年末の忙しさ、何とかしたい! と思っている人もきっと多いはず。忙しいのは仕方ないとしても、それに伴う、「だるさ」や「倦怠感」「朝のつらさ」そして時にやってくる「二日酔い」…。特に年末ならではのこれらの症状を撃退するのに優秀な食材があります! 食治研究家・薬剤師の田村哲彦先生に年末の胃腸をととのえるオススメ食材をお聞きしました。
今、話題なのは「空芯菜」!
ちょっと前だと、エスニック料理屋さんの「空芯菜炒め」くらいでしか見かけることのなかった空芯菜。実は空芯菜ってものすごいパワーのもった野菜で、最近注目を集めています。空芯菜はほうれん草と比べるとカルシウムが約2倍、ビタミンAは5倍、ビタミンB群、ビタミンCはそれぞれ2倍含まれているという優秀野菜。カリウムや食物繊維もたっぷり。
つまり疲労回復に一役かってくれたり、食後の腸を整えたり、さらには便秘改善やコレステロール値の低下にも役立ってくれるというわけです。
炒めていただくのが一般的ですが、それ以外にも、スープに入れたり、ゆでてお浸しやナムルにするのもおすすめです。ナイアシンも含まれているので、二日酔いの朝にもおすすめです。
ゆでて冷凍しておくなど、常備しておくと、食欲のない朝にもささっと食べることができます。
実はおなじみブロッコリーも「お疲れ症状」に!
また、緑黄食野菜としておなじみの「ブロッコリー」も、疲労が続くこの時期におすすめの食材の1つです。ビタミンC やB群はもちろんのこと、カリウムやカロテン、食物繊維なども豊富。疲労回復はもちろん、食べ過ぎた胃腸を整えたり、解毒作用もあります。
さらに以外なのは肝機能障害にも効果があるということ。
特にブロッコリーは今が旬の時期。ゆでる以外に、小柱などをかき揚げにしたり、生のブロッコリーをりんごやはちみつ、レモン汁などとともにミキサーにかけてスムージー風にするのもおすすめのいただき方。
ブロッコリーが苦手、という人は、最近「ブロッコリースプラウト」と言って、発芽直後の新芽がパックになって売られていますから、そちらを活用するのもいいと思います。
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