仕事に優先順位をつけて「やること多すぎパニック」回避【ADHD女子#25】

じっとしているのが苦手、集中が続かない、衝動的に行動してしまう…ADHDと診断されていなくても、このような特性をかかえることで「生きにくさ」を感じている人は多くいます。今回は、臨床心理士による著作「ADHD脳で困っている私がしあわせになる方法」から、「ツライ」を「楽」に変えるヒントをお送りします。

優先順位をつけるときには緊急性と重要性の高いものから

「仕事Aを終わらせたら仕事Bをしよう」 と思っていたのに、いきなり電話で緊急の仕事Cが入ってしまう。

緊急だというのでCを始めたところ、 上司から 「仕事Dはどうなった?」 と聞かれてもうパニック!

 

あるあるですね。 私たちはいっぺんに2つ以上のタスクをこなすのが得意ではありません。

アワアワしているうちに時間だけが過ぎてしまう……ということを避けたいときにも、 To-Doリストは役に立ちます。

ともかく、 あせる気持ちを抑えて深呼吸しましょう。

仕事Aはなるべく早く終わらせたい案件。

仕事Bは月末まで。仕事Cは緊急。

仕事Dは遅れていたもの。

まずは仕事Aの 「なるべく早く」 がいつまでなのかを確認し、上司に仕事Dの締め切りの再設定をお願いしましょう。

 

その結果、C→D→A→Bとなりました。

この順番でTo-Doリストを作り、 締め切りの日も書き込んでおきます。

優先順位が変わる可能性がある場合にはTo-Doリストの一つ一つを付箋に書き込み、 スケジュール帳にはるのがおすすめ。

優先順位が変わったら、 順次はりかえていくことができます。

 

自分の将来にとって重要と思う仕事もリストの上位に

優先順位を決めるときのコツは、緊急性と重要性です。

緊急性とは、 締め切りの近さです。

あいまいな状態で受けとっている仕事は締め切りを確認し、

締め切りが決まっていない仕事は 「マイ締め切り」 を設定してスケジュールの中に含めます。

そうはいっても、 緊急性の高い仕事ばかりしていると 「火消しばかりしている」 という感じになりかねません。

自分の評価を高めるような大きな仕事にも早めに着手すべきです。

「これは自分の将来にとってすごく重要」

と思っている仕事も、To-Doリストの上のほうに入れておきましょう。

 

>>次へ(2/25   22:30更新)

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