「夫の収入は私の半分」それでも私が毎日幸せなワケは【オトナ婚/第12話(前編)】

2022.02.24 LOVE

40代以降で結婚した人=オトナ婚の経験者にインタビューするシリーズ第12回目は、46歳のときに6歳年下の男性と結婚したアオイさんです。

 

どこで彼と出会ったの?

彼はどんな人?

どうしたら結婚できたの?

 

などなど、気になるオトナ婚の実態に、ライターのミナト薫(47歳)が迫ります。

 

>>2話目3話目

 

小学校の初恋相手と結婚を約束

 

46歳で結婚したアオイさんは再婚で、22歳〜24歳の時に一度結婚をしていたそうですね。

 

「もう遥か昔のことです(笑)。その人とはお見合い結婚でした」

 

当時アオイさんは20代前半でまだまだ若いのに、恋愛結婚ではなくお見合いを選んだんですか?

 

「そんな若い時にお見合い結婚なんて、不思議ですよね?それには深〜いワケがあるんです(笑)」

 

気になります!

 

「結婚する前、私には10代の頃から結婚を約束していた彼がいたんです。彼とは小学校の同級生で、高校になってから付き合い始めました。お互い20歳を迎えた頃には、結婚も意識していましたね」

 

まさかの展開! 婚約者がストーカーと結婚!?

小学校の同級生と付き合って、婚約までするなんて素敵です。

 

「ところが、高校を卒業したころ彼には今でいうストーカーのような存在が現れてしまって。その女性は彼の元同級生だったらしいのですが、彼の家の前で待ち伏せするなどの行為をよくしていたみたいなんです。でも彼はそのことを私に話してくれていなくて、私は全然知らなかったんですよね」

 

アオイさんに余計な心配をかけたくなかったんでしょうね。

 

「そうなんでしょうね。そうこうしているうちに、ストーカーの子の両親が登場して、彼に『うちの娘と結婚してあげてくれないか』という話になったり、その子が思い詰めて自殺未遂を図ったり。どんどんエスカレートして、家同士の問題にもなったりして、彼も追い詰められてしまったんです」

 

はぁ、彼自身は何も悪くないとはいえ、自殺未遂までおこされてはこたえますよね。

 

「それでやっと私の知るところとなったんですが、私も情に流されて『そんなに彼女の方が気になるなら、私は大丈夫だから。彼女の方に行ってあげて』って言ってしまったんですよね」

 

えー、アオイさんも優しすぎます! 自分が身を引いちゃったんですか。

 

「私も悲しかったですが、その女性のことも放っておけなくて。でもそんな私の発言が、彼にとってはかなりショックだったみたいです」

 

なるほど。彼からすれば「アオイの俺への愛はそんなものなのか」ってなっちゃったんですかね。

 

「そうです。それで、最終的に彼は私と別れて、その女性と結婚しました」

 

ストーカーと結婚! 彼もいろいろな葛藤があったんだろうし、責任を取らなくてはという思いに駆られたんでしょうけど、アオイさんにとってはなんとも悲しいと結末でしたね。

 

男性不信になり、22歳でお見合い結婚したものの、わずか2年で離婚

「二十歳そこそこでそんなヘビーな経験をして、私はすっかり男性不信に。両親も『この子はしばらく恋愛はできないだろう』と思い、お見合いを勧めてきたんです。私もその話に乗って、22歳でお見合いをした人と結婚しました。」

 

なるほど。辛い経験をして、アオイさん自身が恋愛恐怖症になってしまったと。そうやってお見合いで結婚したものの、わずか2年で離婚しています。それにはどんな理由があったんですか?

 

「結婚相手は、ギャンブル好きでした。特にパチンコですね。毎日のように行っていました。他にも競馬とかさまざま。

離婚の決め手となったのは、その彼がお給料をもらった翌日に、全額パチンコで負けてきた時です。『必ず取り戻すからお金貸して!』と言われ…(笑)。これが、私に離婚を決意させた決定打でしたね」

 

それはそれは、絵に描いたようなダメ男でしたね。別れて正解だったと思います!(キッパリ)

 

「もう一点。彼の両親にも不満がありました。結婚後私たち夫婦は、彼の両親が所有するマンションに住んでいたんです。

するとある日義母が『アオイさんには家賃を払ってもらいたい』と言い出して。私だけ義母に家賃をずっと払っていたんですよ。ギャンブル息子にはタダで住まわせて。

それも、離婚を決意させた理由の一つでしたね」

 

息子夫婦から家賃をいただくならわかるのですが、お嫁さんだけから徴収するなんて、私には意味がわかりません。

 

「今となっては、我慢せずに早いうちに見切りをつけて正解だったと思っています」

 

そうやって若い時期に恋愛に振り回されたアオイさん。離婚から46歳で結婚するまでは恋愛にのめり込むことなく、仕事に副業に、自分磨きに邁進!

 

アオイさんの職業もシステムエンジニアから、外資系企業のITコンサルタントへと転身。キャリアをどんどん積み重ねていき、40代になってからはご両親のためにマンションを買ったり、自分の住む一軒家を買ったり、いわゆるバリキャリとして何不自由ないお一人様生活を謳歌していきます。

 

そんな時にSNSで出会った旦那様は、これまたアオイさんと正反対の世界に住む人だったそう…。

 

つづき>>>いろんなことが違うふたり。「まさかそこが?」なポイントって

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