「さいおくぶ」と読みたくなりますが……。「最奥部」の読み方、知っていますか?

2022.09.19 QUIZ

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「最奥部」です。

「最奥部」の読み方は?

「奥」を「おく」と読みたくなるところですが、「最奥部」の本来の読み方は「さいおくぶ」ではありません。

正解は……

「さいおうぶ」です。

「最奥(さいおう)は

最もおくにあること。また、そのさま。

出典元:精選版 日本国語大辞典

という意味を表します。すなわち「最奥部」は「いちばん奥深い所」を表します。

「奥」という漢字は

  • 音読み オウ
  • 訓読み おく(常用漢字表外)くま

と読みます。

「奥(オウ)」と読む代表的な言葉として「奥義(オウギ)」が挙げられます。

「奥義」は

学術・武術・芸術などの最も奥深くに秘められた大事な事柄。

出典元:オウギ|言葉|漢字ペディア

という意味です。

ちなみに、「奥義」は「おくぎ」とも読むことができる一方で、“師匠・先生から奥義を伝授されること”を意味する「奥伝」は「おくデン」と読み、この「奥」は訓読みだけが表記されています(出典元:おくデン|言葉|漢字ペディア)。「奥」の読みは捉えどころがないですね……!

「おく」は「奥」の訓読みであり、「最奥部」を「さいおくぶ」と読んでも意味は通じるはずです。ですが、本記事をきっかけに「奥」の音読み「オウ」と「最奥部(さいおうぶ)」という読み方を覚えていただけると幸いです。

 

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