「さいおくぶ」と読みたくなりますが……。「最奥部」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「最奥部」です。
「最奥部」の読み方は?
「奥」を「おく」と読みたくなるところですが、「最奥部」の本来の読み方は「さいおくぶ」ではありません。
正解は……
「さいおうぶ」です。
「最奥(さいおう)は
最もおくにあること。また、そのさま。
出典元:精選版 日本国語大辞典
という意味を表します。すなわち「最奥部」は「いちばん奥深い所」を表します。
「奥」という漢字は
- 音読み オウ
- 訓読み おく(常用漢字表外)くま
と読みます。
「奥(オウ)」と読む代表的な言葉として「奥義(オウギ)」が挙げられます。
「奥義」は
学術・武術・芸術などの最も奥深くに秘められた大事な事柄。
出典元:オウギ|言葉|漢字ペディア
という意味です。
ちなみに、「奥義」は「おくぎ」とも読むことができる一方で、“師匠・先生から奥義を伝授されること”を意味する「奥伝」は「おくデン」と読み、この「奥」は訓読みだけが表記されています(出典元:おくデン|言葉|漢字ペディア)。「奥」の読みは捉えどころがないですね……!
「おく」は「奥」の訓読みであり、「最奥部」を「さいおくぶ」と読んでも意味は通じるはずです。ですが、本記事をきっかけに「奥」の音読み「オウ」と「最奥部(さいおうぶ)」という読み方を覚えていただけると幸いです。
★他の問題にもチャレンジ!
答えは>>こちら
続きを読む
スポンサーリンク