更年期世代「それ食べるから太るのがわからない?」家族の言葉にショック。体重15kg増の原因は……

40~50代になり、「最近、急に太り始めた」「ダイエットしても痩せない」などの悩みがありませんか?

日本の女性は、平均で50歳頃に閉経を迎えることが多く、閉経を挟んだ前後5年間は「更年期」と呼ばれています。

この時期はホルモンバランスの影響で、からだや心のさまざまな不調に悩む女性が多いようです。

更年期女性によくあるお悩みのひとつに「更年期太り」があります。

今回は、更年期太りを改善する方法について「あんしん漢方」の薬剤師・清水みゆきさんに教えてもらいました。

 

気づいたら、ただの「オバサン体型」になっていた

46歳の京子さんは、ここ数年で急に太ったと悩んでいました。

「30代は食べても太らない体質だったんです。スリムの秘訣は、好きなものをガマンせず、ストレスフリーで楽しく食べることだと思っていたんですが……」

そんな京子さんですが、40歳を過ぎたころから、食べたら食べた分だけ脂肪がつくようになってきたそう。

「43歳から現在までの3年間で体重は15kg増えて、体脂肪率も30%を超えてしまいました」

自分でも気づかないうちに、立派な「オバサン体型」になったことに愕然とする京子さん。

「それ食べるから太るのがわからない?」

と食事の度に家族からも言われ、ショックをうけていました。

 

ダイエット開始するも効果なし。気持ちも落ち込むように…

京子さんはダイエットを始めましたが、痩せる兆しがないまま3か月が過ぎました。

「ダイエットをしても痩せないし、普通に食事をすることにも罪悪感を感じるようになって……気分も落ち込みがちです」

そんなある日、同年代の友人薬剤師と会う機会があった京子さんは、思い切ってダイエットの相談をしてみたそうです。

「私も更年期あたりから太るようになって悩んだわ。それで、更年期太り対策に漢方を活用したの。京子さんにもおすすめよ」

 

更年期太りは適度な運動と漢方の併用がおすすめ

京子さんは、早速、友人から教えてもらった漢方薬局に相談に行きました。

「更年期になると、女性ホルモンが急に減少するため内臓脂肪がつきやすく落ちにくくなります。さらに、基礎代謝の低下や運動不足も重なり、どうしても太りやすくなる時期なんですよ」

と薬剤師から説明を受けて、漢方薬が処方されました。

処方された漢方薬は、大柴胡湯(だいさいことう)。

大柴胡湯は、脂質代謝を高めて更年期太りの改善が期待できる漢方薬です。

「漢方薬を飲みながら薬局で教えてもらった運動も続けるうちに、体重が減ってウエスト周りもすっきりしてきました。効果を実感できると続け甲斐がありますね」

 

▶【後編】更年期太りを解消する漢方薬、代表は「大柴胡湯」ですが…他には何がオススメ?

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