性的テンションが違う不倫カップルを見舞う「予定調和の最後」【不倫の精算リバイバル・10】後編

2023.05.31 LOVE

後ろ指をさされる関係とわかっていても、やめられない不毛なつながり。

不倫を選ぶ女性たちの背景には何があるのか、またこれからどうするのか、垣間見えた胸の内をご紹介します。後編です。

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「欲を持て余す男性」が求めてきた信じられないもの

「あのね、ちょっと聞きたいのだけど」

 

その日は別の用事があってRさんに電話していたが、一段落ついたときに切り出された言葉からは、動揺の気配が伝わった。

 

「うん。どうしたの?」

 

イヤホンを差し直しながら答えると、しばらく言い淀むような沈黙があり、次に返ってきた言葉には嫌悪感が混じっていた。

 

「彼がね、変な写真とか動画を送ってと言ってくるの。

すごく嫌なのだけど、どう思う?」

 

「変な写真? どんな?」

 

「だからさ、ほら、エッチな」

 

「ああ……」

 

欲を何とかするために既婚の彼が求めたのは、「独身の彼女にみだらな姿をさせる」ことだった。

 

その要求は、「彼女なら応えるべきこと」なのか

「それは……しんどいね」

 

Rさんが“そういうこと”にあまり積極的でない話を思い出し、気持ちを想像するとかなりイヤだろうなと感じた。

 

その通り、こちらの相づちを聞いたRさんは

 

「でしょ? 信じられない。

できないからって、そんなものを普通、彼女に求めるもの?

これ、断わってもいいよね?」

 

と、どんどん声を尖らせていった。

 

「もちろん嫌ならはっきり言うべきだと思うよ」

 

「だよね?

できないのは私のせいじゃないし、そんなの自分で何とかしなさいよって感じ。

AVでも何でも見ればいいじゃない」

 

そう続ける向こうで、ライターの着火音がした。

 

「異常でしょ」

 

ふう、と吐く息とともに、言葉にははっきりとした拒絶が感じられた。

 

▶「嫌だ」と伝えたら、彼はなんと…

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