
性的テンションが違う不倫カップルを見舞う「予定調和の最後」【不倫の精算リバイバル・10】後編
後ろ指をさされる関係とわかっていても、やめられない不毛なつながり。
不倫を選ぶ女性たちの背景には何があるのか、またこれからどうするのか、垣間見えた胸の内をご紹介します。後編です。
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「欲を持て余す男性」が求めてきた信じられないもの
「あのね、ちょっと聞きたいのだけど」
その日は別の用事があってRさんに電話していたが、一段落ついたときに切り出された言葉からは、動揺の気配が伝わった。
「うん。どうしたの?」
イヤホンを差し直しながら答えると、しばらく言い淀むような沈黙があり、次に返ってきた言葉には嫌悪感が混じっていた。
「彼がね、変な写真とか動画を送ってと言ってくるの。
すごく嫌なのだけど、どう思う?」
「変な写真? どんな?」
「だからさ、ほら、エッチな」
「ああ……」
欲を何とかするために既婚の彼が求めたのは、「独身の彼女にみだらな姿をさせる」ことだった。
その要求は、「彼女なら応えるべきこと」なのか
「それは……しんどいね」
Rさんが“そういうこと”にあまり積極的でない話を思い出し、気持ちを想像するとかなりイヤだろうなと感じた。
その通り、こちらの相づちを聞いたRさんは
「でしょ? 信じられない。
できないからって、そんなものを普通、彼女に求めるもの?
これ、断わってもいいよね?」
と、どんどん声を尖らせていった。
「もちろん嫌ならはっきり言うべきだと思うよ」
「だよね?
できないのは私のせいじゃないし、そんなの自分で何とかしなさいよって感じ。
AVでも何でも見ればいいじゃない」
そう続ける向こうで、ライターの着火音がした。
「異常でしょ」
ふう、と吐く息とともに、言葉にははっきりとした拒絶が感じられた。
▶「嫌だ」と伝えたら、彼はなんと…
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