更年期世代が陥りやすいって本当?一年中疲れてる「四季負け」をご存じですか?
40代~50代になり、「いつも疲れている」「季節の変化にからだがついていかない」などのお悩みはありませんか?
日本の女性は平均で50歳頃に閉経を迎え、閉経前の5年間と、後の5年間は更年期と定義されます。
この時期はホルモンのゆらぎからさまざまな心やからだの不調に悩む女性が多いようです。
更年期を迎える女性のお悩みのひとつに、常に疲れている「慢性疲労」があります。
今回は、更年期の慢性疲労の改善法について「あんしん漢方」の薬剤師、清水みゆきさんに教えてもらいました。
最後に「調子がいい」と感じたのはいつだろう
由美子さん(45歳)は、だるい・疲れやすい・気力がわかないなど漠然とした不調が続き、調子が優れません。
「先日、職場の昼休憩で外に出た瞬間、急にめまいがしてその場でしゃがみこんでしまいました」
この日は急に気温が上昇した真夏日だったそう。
「大丈夫⁉ 夏バテじゃない?」
心配した同僚に支えられてなんとか立ち上がる由美子さん。
「そういえば、最近、体調が悪いのが当たり前。夏になる前からずっと……いや、そういえば一年中、こんな調子だわ。最後に調子がいいと感じたのは一体いつだろう」
由美子さんは遠い目をして考え込んでしまいました。
一年中疲れきっている「四季負け」
由美子さんは、暑さにも寒さにも弱く、どの季節も元気がありません。
一年中疲れきっている「四季負け」の状態です。
はっきりと原因はわからないものの、なんとなく体調が悪くいつも疲れており、夏バテのような一時的な季節性の不調なのかどうかすらもわかりません。
多くの更年期女性を悩ます、疲れやすさやだるさといった慢性疲労。更年期の慢性疲労は、女性ホルモンの急激な減少が自律神経を不安定にすることで、内臓や血管のはたらきが乱れて疲れやすくなることが原因とされています。
また、更年期になると、暑さや寒さ、気圧など季節の影響を受けやすくなりがちです。この原因は、ホルモンバランスの乱れに加えて、気温や気圧などの外的な要因により自律神経の調整がうまくいかなくなるためと考えられています。
寒暖差の激しい季節の変わり目も、自律神経のバランスが乱れやすくなるため注意が必要です。
こうした一年を通じた不定愁訴、対策にはバランスのよい食事、規則正しい睡眠と起床、適度な運動など、ごくごく当たり前の生活習慣改善が重要ですが、その他に漢方なども活用できます。自分にあった改善方法を探してください。
続き▶一年中疲れてる「四季負け」どう改善する?更年期に陥りやすい謎の不調の正体
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