
尿もれは遺伝する?姉妹間でも違いがあるってホント?【尿もれオンライン取材・全文ログ】#12
更年期世代から始まり、閉経後の女性の約半数に起こると言われている「GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)」。
ひらたく言うと尿漏れ、頻尿、性交痛など「おシモ」の諸症状のことですが、なかなか周囲に相談しにくく、ひとりで悩んでいる女性も多い問題です。
そこで今回オトナサローネでは、編集長イノイチ&編集部ノゾミに加え、「尿もれ師匠」SAY(セイ)さんをゲストとしてお招きし、読者の皆様と一緒に「尿もれ」の問題に関してオープンに話す公開オンライン取材を開催しました。
1時間半の取材を12本の記事に起こし、丸ごとお届けする本連載。この記事は12本目です!
尿もれする、しないの分かれ目は!?姉妹でもちがう「もれ事情」
(事前に取った読者アンケート)
質問:あなたの尿もれタイプは?
1:じわり 2:ちょろちょろ 3:どば
イノイチ:SAYさんはどうですか?
SAY:ちょろちょろかなあ~~
イノイチ:じわり、どば、もある中で、普段はちょろちょろ?
SAY:うん、普段はちょろちょろ。
イノイチ:私は尿切れが悪くて、お手洗いが終わって立ち上がったあとにジョーってまだ出る。下手すると、パンツを履いたあとにそうなることがあって、「履き替えなきゃ……」ってなります。
SAY:私もトイレで、終わったかなと思っても、まだ出ることがありますよ。だから、「しぼりだし、しぼりだし」で、トイレが長くなります。
ノゾミ:私は腹圧性だから、ひどい咳をするとか、大きなくしゃみをするとかで、出るパターンです。膀胱にどれだけ量が溜まっているかで、出る量も変わる(笑)
SAY:私が「(尿が)漏れるから」って周囲に話しても「嘘でしょ」のような否定や茶化しを言われたことはないです。みんな共感するから。みんな漏れてるんですよ。
ノゾミ:私は運動してる感じのママ友に「尿もれしてる?」って聞いたら「エエっ!?しないよ」って言われたから、運動してるかどうか、体型なども関係あると思います。運動の有無は、ある気がします。
イノイチ:お守り(パッドなど)を持っておいて備えておく、というのも大切だし、気にして鬱々とするんじゃなくて、自分の変化の一部として認めるっていうのも大切ですよね。セイさんも最初はショックだったりしました?
SAY:うちの母も、漏れる人だからねぇ。先日うちにきて、大爆笑して、チビちゃったもんね。チビって、お風呂場に直行してた。母は昔からそうやって漏れる人だったからね。ショックっていうのはないです。「私、お母さんと一緒になったのか…」っていう気持ちです。
イノイチ:ご姉妹は?
SAY:私の姉、長女は55歳なんだけど、やばいよ。ジョギングに行って、すぐにシミつくって戻ってきた。便漏れもするって言ってたね。でも次女は大丈夫らしい。(SAYさんは三女)
イノイチ:肛門のほうが括約筋がついてるからリスクは少ないとは思うんですが、そうなんですね。
SAY:みんなでごはん食べるときも、「漏れが気になる」って言ってて、可哀想です。
イノイチ:真ん中のお姉さんはなんで尿もれないんでしょう?何が違うんですかね。運動してたりするんですか?
SAY:いや、私らと同じ感じの人ですよ。でも、私が「漏れた」って言ったら、すごい目で見られます。「嘘やろアンタ」って言われました。
イノイチ:それくらい、姉妹でも違うんですね。持って生まれた身体の機能があるんですね。
ノゾミ:今回は、生理の話から便漏れまで、色々な話が聞けましたね。私の感想としては「運動したほうがいいな」って思いました。
SAY:若いうちから運動するのは大切かもしれませんね。骨盤底筋!
イノイチ:産婦人科医の宋先生がおっしゃっていたのですが、尿もれということを考えると「腹圧がかかることは全てネガティブ」なので、ジョギングやトランポリンは避けたほうがいいです。腹筋も、お腹を丸めるやり方は、おすすめしないということです。
でも骨粗鬆症の先生は、「かかとに刺激を与えないと」っておっしゃるので、いいとこどりをするのは難しいですよね……。
さて今回は、90分に渡ってお話を伺ってきました。
今はテクノロジーも発展しているので、いい尿漏れパッドを使って、治療もたくさんあるので、自分にあったものを選びたいですね!
それでは、ありがとうございました。
SAY・ノゾミ:ありがとうございました。
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文/星雅代
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