「ろんさく」ではありません。「論駁」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「論駁」です。
「論駁」の読み方は?
「論駁」の「論」は読みやすい漢字かと思いますが、問題は「駁」です。日常生活で目にする機会がほとんどない漢字であり、「え、なんて読むの?!」と戸惑われた方は少なくないはずです。私自身も初めて「論駁」という単語を知った時、読み方が分からないなりに考えて「ろんさく」と読んだのですが、違いました……。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「ろんばく」です。
「論駁」とは
議論して、相手の説を誤りとして非難・攻撃すること。
出典:精選版 日本国語大辞典
という意味です。
「駁」という漢字には
①まだら。ぶち。また、入りまじる。
②ただす。非難する。なじる。出典:駁|漢字一字|漢字ペディア
という意味があります。
「駁する」や「駁論」という表現に用いられる「駁」は②の意味を表します。「駁する」は「他人の意見などを批判・攻撃する。反駁する」という意味を表し、「駁論」は「他人の意見に反論し攻撃すること。また、その議論」という意味を表します※。議論の場においては「駁」という漢字を目にする機会は多いのかもしれません。
なお、「駁」の読み方は以下の通りです。
- 音読み バク・ハク
- 訓読み まだら・ぶち・ま(じる)・なじ(る)
“まだら”や“ぶち”を漢字で表すと「駁」になるとは驚きました。なお、気になったので“まだら”と“ぶち”にどんな違いがあるのか調べてみました。日本語・漢字検索サイト「漢字ペディア」に記載されている「駁(まだら)」と「駁(ぶち)」の解説は以下の通りです。
- 駁(まだら):色が数種まじったり、色の濃淡があったりして単一でないこと。※
- 駁(ぶち):動物の毛色で、地色と異なるものが入りまじっているさま。※
色が数種類まじっているという点では同じですが、特徴として「駁(ぶち)」は犬や猫などの動物の毛色を表すのに用いられます。
※出典:駁|漢字一字|漢字ペディア
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