
認知症は私も怖い。でも悲観するより、こう考えましょう【樋口恵子 老いの地平線】#1
親が年をとってきた。自分自信の老後も不安……と悩むことはありませんか?
「悲観することはありません」と語ってくださるのは、今年91歳の樋口恵子さん。
樋口さんに言わせれば、60代なんてまだまだ若い。70代は老いの働き盛り!90代になっても一つひとつが発見の日々なのです。
今回は、どんな世代にも読んでいただきたい話題の新刊『老いの地平線 91歳自信をもってボケてます』から、樋口さんからの痛快なメッセージを抜粋してご紹介します。
悲観するより人に聞け
90代になった私が、最初にダメになったのが曜日の観念です。
私は70歳まで東京家政大学の教授をしておりました。定年退職した後、80代になってから再びご指名いただいて、東京家政大学・女性未来研究所の所長に。というわけで、私は定年延長的な生活を80代半ばくらいまで続けたのです。
職員会議の日付は忘れちゃいけないし、月に一度くらいは定例会議がありますから、80代になってからも曜日の観念は常にもっていました。
ところが大学の仕事がなくなったら……まず曜日がわからなくなりました。寝て、起きたら「今日は何曜日だったかしら?」。ボケの限りを尽くしています。
娘にも朝、聞かれます。「お母さん、今日は何曜日?」と。テストされているのがわかるから、こっちは「はて?」と真剣に考えます。日々、こんな調子です。
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