53歳、更年期と付き合いながらTikTokデビュー。自分の世界を発信して見つけた“新しい楽しみ”
オトナサローネは同世代の女性100人がいまどのような更年期を迎えているのか、そのあり方を取材しています。
子育てが終わり、ほっとした途端にさまざまな更年期の症状が現れ始めたのぞみんさん。仕事を休職したことで少しずつ元気を取り戻し、最近はサウナ通いが日課です。
<<前編「シングルマザーで3つの仕事をかけもちしていた私。51歳で子育てが終わってほっとした瞬間、「つらすぎてもう無理…」だと感じた更年期の闇」
に続く後編では、更年期の気分の落ち込みに翻弄されながらも、自分のペースでチャレンジを続けるのぞみんさんの日々を紹介します。
【100人の更年期#132】後編
◆のぞみんさん 53歳
東京都在住。港区生まれ,港区育ち。35歳でシングルマザーになり、トリプルワークをして息子を育てる。長男は大学2年で現在はひとり暮らし
更年期のアップダウンを実感して
40代まではPMS(月経前症候群)もなく、生理中に体調が悪くなることもほとんどなかったのぞみんさん。50歳を過ぎても白髪は1本もなく、友人からは「若いね」「元気だね」と驚かれることが多かったそうです。けれど、見た目の若さを保てても、更年期の影は静かに忍び寄ってきていました。
実際に更年期を迎えて感じたのは、「ここまで心と体がアップダウンするなんて、もっと若いうちから教えてくれる人がいたらよかった」ということ。
「更年期にはつらい症状が出ることがある」そんな基礎的な知識すら持たずに過ごしてきたため、「もっと世の中で周知されてもいいのでは」と強く思ったといいます。
評判の産婦人科にも足を運びましたが、診察で告げられたのは「のぞみんさんの子宮は元気です。治療しなくても大丈夫」という言葉だけ。提示された治療法はなく、処方されたのは眠剤のみでした。
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