「もう一緒に暮らせない」モラハラ夫と離婚する決意をした私が始めた「具体的な準備」とは

2025.09.21 LIFE

夫の暴言に傷つき続け、我慢が限界を超えたある夜。子どもと一緒にファミレスに避難し、パフェを食べたMさん。せっかく楽しく笑えたのに、帰ったらドアチェーンをかけられて締め出されてしまいました。「俺に逆らうとどうなるかわかったか」夫は支配を深めたつもりでいたようでしたが…。

 

モラハラ夫の心理、懲らしめて支配を回復する

こうした「懲らしめ行動」は、モラハラ家庭では珍しくありません。では、なぜ夫はこんな行動をとるのでしょうか。ここで心理を整理してみましょう。

1. 支配が崩れた不安と怒り
妻が言い返した瞬間、夫は「自分の言うことが効かない」と感じます。
モラハラ夫にとって、妻は思い通りに動く存在でなければなりません。
その支配が揺らいだとき、強い不安と怒りが一気に湧き上がるのです。

2. 懲らしめて支配を取り戻す
夫の不安を打ち消すために出てくるのが「懲らしめる行動」です。
怒鳴る、無視する、物に当たる、そして今回のように家から締め出す。
「逆らったらこうなるぞ」と見せつけ、妻に従順さを取り戻させようとします。

3. 優位を確認して安心する
相手が困った顔をしたり、泣いたり、怖がったりすると、夫は「まだ支配できている」と感じます。
ドアチェーンを外したときの勝ち誇った表情は、その証拠でした。
恐怖や沈黙を目にすることで、自分の立場が回復したと確信し、安心するのです。

 

つまり、ドアチェーンをかける行為は単なる嫌がらせではありません。妻に「あなたは家の中で弱い立場なんだ」と思い知らせるための、支配の再確認行動なのです。こうして夫は「逆らえばどうなるか」を見せつけ、支配を取り戻したつもりになっていました。けれども、そのやり方はあまりにも幼稚で、Mさんの心の奥では冷たい決意が生まれました。

「ああ、もうこの人とは一緒に暮らせない」Mさんの中で、離婚準備への覚悟が固まった瞬間でした。

 

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