なぜ信長は「茶器」を集め、秀吉は「黄金の茶室」を作った?戦国武将の「茶会」の真の目的
戦国武将が「茶会」を好んだ理由とは?
私たちが茶会と聞くと、“おいしいお茶をみんなで味わう時間はいいよね” “友人とお茶をゆったりと楽しむ時間はステキ”と思うかもしれません。一方、戦国時代、織田信長や豊臣秀吉をはじめとする戦国武将が茶会を好んだのには、この時代ならではの理由がありました。
例えば、信長は御茶湯御政道(おちゃのゆごせいどう)という政策を行いました。これは、戦功のあった武将に名物の茶器を与え、さらには茶会の開催を許すという政策です。これにより、家臣のモチベーションは高まり、戦で最大限の力を発揮するようになりました。信長は自身の趣味のためだけではなく、家臣に褒美として与えるためにも、価値ある茶道具の収集に注力していたのです。
ちなみに、信長の茶器コレクションの中には、城や土地よりも高価なものもありました。また、戦国武将が茶を好んだ背景には、茶室は貴重なプライベート空間だったこともあります。茶室は狭く、少人数しか入れないため、政治の話や秘密の相談をするのに極めて好都合でした。
◆豊臣兄弟は茶会をどのように利用していた?
この記事は
アメリカ文学研究/ライター
西田梨紗
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