51%が誤用している日本語「役不足」。正しい意味とは?

2016.11.10 QUIZ

では、謙遜したい時には、何と言えばいいのでしょうか?

 

本来の意味ではない「本人の力量に対して役目が重すぎること」を言いたい時には「力不足」という言葉を使います。

「このたび、大役を仰せつかりました。私などでは力不足で、果たして務まるのかどうか分かりませんが、一生懸命頑張ります」。

 

間違わないようにするために例文を書いてみましょう。

本来の意味での「役不足」を使用した例文を自分で考えてみましょう。

一文でも書けば、忘れにくいものです。

ただし、この語を使って例文を書くと、どちらの意味にも取れてしまう文になってしまいます。

前述の世論調査で使われた例文もそうですよね。

「彼には役不足の仕事だ」。

 

そこで、今回は例文にあてはまる具体的な説明を書くことで、意味を定着させることにしましょう。

ポイントは、この言葉が「不満」を表現する言葉だと覚えることです。

 

【例文】

私がこのポストでは役不足だ。

【問題】

私は、どのくらい力のある人ですか? どんなポストがふさわしいですか? 今回私に与えられた役とはどんな役でしょう?

【解答例】

私は、この会社に引き抜かれてやってきた期待のエリートだ。

元いた会社では、問題を次々と解決してきた。

それを買われて来たはずなので、この会社では重要なポストに就き、山積する問題を解決していきたい。

ところが、今回私はなぜか現場に出られない書類整理の役目が与えられた。

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