熊切あさ美・46歳「出産年齢を過ぎたらラクになった!」崖っぷちを乗り越えたの「受け流す」生き方

2026.07.14 LIFE

「崖っぷちアイドル」と呼ばれてバラエティ番組などで活躍していたタレントの熊切あさ美さんも、今年で芸歴28年。最近は月9ドラマでレギュラー俳優としても活躍中です。46歳になった現在、「今が一番幸せ」と語る熊切さんですが、周囲が結婚していくなかでどのように気持ちを整えていたのか、過去の失恋をどのように乗り越えてきたのか…など、40代後半からの生き方についてじっくりお話をうかがいました。

<<この記事の前編を読む
『熊切あさ美、46歳。更年期でホルモン補充療法を始めて、イライラと不安感の改善以外に起きた「予想外のうれしい変化」とは』

 

 

結婚には向いていないと実感

――40代後半になって結婚観に変化はありましたか?

周りで結婚のニュースを聞くと、「素敵だな」と思いますが、昔のように「私も早くしなきゃ」と焦ることはなくなりました。今は自分の生活のベースがしっかりできていて、日々の生活に満足しているからかもしれません。40歳を過ぎてから、周りから「子どもを産んだほうがいい」といったプレッシャーをかけられなくなったことも、精神的に楽になった大きな理由です。

私は一人の時間が必要なので、根本的に結婚には向いていないと思っています。特に「独身でよかった」と思ったのは、コロナ禍のとき。パートナーの期待に応えようと頑張ってしまうタイプなので、一緒にいる時間が長いと疲れてしまうんです。好きな相手であってもべったり一緒にいるのは無理なので、結婚したいと思う相手が出てきても別居婚という形が理想です。おひとりさまの老後に向けて、シニアハウスに入るための貯金にも励んでいて(笑)。親友にマンションのカギを預けていて、連絡がとれなくなったら駆け付けてもらうようにしています。

 

――恋愛はいかがでしょうか。

恋愛もたくさん経験しましたが、トラブルになると事務所を巻き込んで大騒動になるのは、皆さんご存じの通りです。あのときは私の「育ちが悪い」とマスコミに報道されたのがつらくて、引退も考えましたが、当時の事務所の社長や友人など周りの人の優しさに救われました。あまりにひどい終わり方をすると、未練もなくなるので、そこだけは良かったと思っています。昔は夢を語るような人に惹かれたこともありましたが、今は圧倒的に「誠実で現実的に生きている人」がいいですね。

 

――日々の生活の中で、心を整えるために意識していることはありますか?

40歳手前からキックボクシングや筋トレを始めて、メンタル面が安定しました。それまではイヤなことがあるとお酒に走っていて、酔いがさめると余計どんよりした気持ちになっていたんです。今は体を動かして忘れるようにしていて、自分の機嫌を上手にとれるようになったと思います。私は体がだるい時や、気分が乗らない時ほど、あえてトレーニングに行くようにしています。体を動かすと心までポジティブに変換されるんです。心がモヤモヤする時は、徹底的に掃除をするのもおすすめです。家の中がすっきりすると、心もすっきりして、悩みも軽くなります。愛犬の“ころん”との時間も私の癒しです。最近はもう一匹、保護犬を迎えようか悩んでいるところです。

週1回は通っているキックボクシング。

 

――50代に向けてやりたいことはありますか?

女優業はもちろん、自分が肌荒れで悩んだ経験を活かして、同じ悩みを持つ方のための美容プロデュース業にも力を入れていきたいです。中国語のレッスンもずっと受けていて、いつか中華圏でもお仕事ができたらいいなという夢も持っています。若い頃は勉強が大嫌いでしたが、今は新しいことを学ぶのが本当に楽しい。

何歳からでも、やりたいと思った時がスタートラインだと思います。46歳になり、人生を折り返し地点だと考えれば、残りの時間は「毎日が特別な日」です。誰かに会うからおしゃれをするのではなく、自分のために好きなアクセサリーをつけ、いつ誰に会ってもいいような自分でいたい。「もう40代だから」と諦めるのではなく、「今が一番勉強できる時期」と捉えて、可能性を狭めないようにしていきたいですね。

 

 

熊切あさ美

1980年6月9日生まれ、千葉県出身。A型。1998年、アイドルグループ「チェキッ娘」のオーディションに合格し、デビュー。翌年、同グループ卒業。以降、多数のバラエティ番組などで活躍。2021年より「じっくり聞いタロウ〜スター近況(秘)報告〜」(テレビ東京系)のレギュラーMC。YouTubeチャンネル「熊切マッコイの不毛な時間」配信中。2026年、フジテレビ月9ドラマ「サバ缶、宇宙へ行く」にレギュラー出演。最新刊は「元祖崖っぷちアイドルの熊切あさ美が、全肯定BODYを手に入れた理由」(主婦と生活社)。

取材/垣内栄 撮影/矢島泰輔(トップ写真)、山田智絵

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