お酒を飲むと「体臭がきつくなる」!?更年期のにおい問題、その意外な原因とは【皮膚ガス研究の第一人者が解説】

あなたは大丈夫?40代以降が夏バテ臭を発生させる「5つの引き金」

 

夏バテ臭が発生しやすくなる背景には、大きく五つの原因があります。ツンとした夏バテ臭を感じたら、何が原因かを確かめることが大切です。

 

1、偏った食事。肉や魚、大豆といったタンパク質・アミノ酸を多く含む食品は、アンモニアの原料になります。とはいえ、まったく食べないわけにもいきません。問題は、バランスを欠いてこうした食品にばかり偏った食事を続けることで、その場合に夏バテ臭は強くなります。ただし消化能力には個人差があり、同じものを食べてもニオイが強く出る人とそうでない人がいます。年齢とともに消化能力が落ちてくる40代以降は、特に気をつけたいところです。

 

2、熱ストレス。日本の記録的な猛暑は、私たちが自覚している以上に体へ多大なストレスを与え、アンモニアの放散を増やします。加えて、紫外線もストレスとして体に蓄積されていきます。実際、晴天のもとで日なたを歩いた人は、夏バテ臭が大幅に増加したという実験結果も。

 

「夏バテ臭」という名前には、この夏の暑さによるダメージという意味も込められているのです。ここで見落としてはならないのは、夏バテ臭が屋外だけでなく室内でも発生するという点です。不快指数(温度と湿度を組み合わせた蒸し暑さの指標)が高い部屋ほど、皮膚からのアンモニアの放散量は多くなります。「家の中にいるからといって、安心はできないのです」と関根先生は指摘します。

 

3、心理的ストレス。ストレスがかかると交感神経が優位になり、アンモニアの放散量が増えることが、生理学的なデータからも確認されています。反対に、副交感神経が優位なリラックスした状態では、アンモニアは減少します。緊張しやすい方や不安を感じやすい方は、それだけ夏バテ臭のリスクを高めているのかもしれません。

 

4、肝機能の低下。お酒の飲み過ぎや過労などによって、アンモニアを無毒化する肝臓の「尿素回路(オルニチンサイクル)」の働きが低下します。もともと病気で肝臓が弱っている人は、疲労臭が発生しやすくなります。

 

5、肉体的疲労。激しい運動やスポーツで筋肉を使うと、アミノ酸の分解が進み、アンモニアの放散量が増加します。こちらは運動を終えれば軽減します。

 

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