「俺の会社の金でムダ使いするな!」自分で働いた給料まで支配され…妻が気づいた“経済DV”
家に帰っても仕事のことで叱責されて
Aさんも次第に、「何を言っても聞いてもらえない」と思うようになり、夫に仕事の意見を言わなくなっていきました。そのうえ、自宅に戻っても仕事の延長が続くのです。夕食を食べているときに突然、「今日のあの処理、なんであんなやり方したの?」と、仕事の話が始まることも多かったといいます。
「それ、明日会社で話さない?」
「今、聞いてるんだけど」
「家では仕事の話をしたくないの」
すると夫は、
「誰の会社を手伝ってると思ってるんだ!」
と怒鳴り出します。
休日にも、
「これ、今日中にやっておいて」
と平気で仕事を言いつけるようになりました。
Aさんが「今日は休みだから」と言っても、
「家族の会社なんだから、そのくらいやれよ」
と言うのです。
会社では社長である夫の指示を受け、家に帰っても仕事のことで責められ、休日まで会社の仕事をする。Aさんには、夫から離れ、自分に戻れる時間がなくなっていきました。そして、さらにAさんを苦しめたのが、お金の問題でした。
前の会社で働いていたときは、ある程度自分の自由になるお金がありました。しかし、夫の会社でもらえる給料はそれよりずっと少なく、さらに夫がAさんのお金の使い方に細かく口を出すようになったのです。
「今月、何にこんなに使ったの?」
「美容院と化粧品だけど」
「俺の会社から出てる金なんだから、ムダ遣いするな」
Aさんは驚きました。給料として受け取っている以上、それはAさんが働いた対価です。しかし夫の中では、「俺の会社が、俺が、妻に与えている金」という認識になっていたのです。
友人と食事に行こうとしたときにも「こっちは会社のことを考えて毎日働いてるのに、よく遊びに行けるよな」と嫌味を言われました。さすがにムっとしたAさんが「私だって毎日働いてるよ」と言い返すと、夫は「だったら、外で同じだけ稼いでみれば?」と平然と言い放ったそうです。
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